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【気候変動】アメリカ“複数竜巻”住宅倒壊…「COP27」先進国と途上国対立 抗議デモも(2022年11月7日)
アメリカ・テキサス州で捉えた雲へと長く延びる渦巻き状の上昇気流。この週末、このような竜巻が複数発生し、住宅倒壊など、各地で深刻な被害をもたらしました。
不気味に響く風の音。突然現れた竜巻にカメラを向ける撮影者。
週末、アメリカでは18もの竜巻が発生。警報が鳴ったその直後に襲ってきたといいます。
被害に遭った女性:「子どもたちをバスルームに連れて行き、浴槽に避難しました。それから2分以内に襲ってきて、子どもたちの上に覆い被さりました」
竜巻で停電も発生。
突然、目の前に倒木が現れて動けなくなった車。住民たちは一緒に車を押します。
住民:「懐中電灯がないと何も見えないな」
気象担当者:「11月に入っても竜巻シーズンが続いてるとは普通には考えないものです。実際、今が竜巻シーズンの第2のピークになっています」
場所は、アメリカ中南部に位置するオクラホマ州など3つの州をまたぐように合わせて18も発生。そのそばを流れるミシシッピ川流域では川が干上がるなど、干ばつの被害も。
竜巻と干ばつ。2つの気象現象がアメリカで同時期に起きているのです。
時同じくして、エジプトではCOP27=気候変動対策を議論する国際会議が開幕。初日の会合では先進国と発展途上国の対立が浮き彫りに。
先進国は温室効果ガスを大量に排出し続け、温暖化を加速。途上国はその影響で起きているとされる洪水や干ばつ、多くの被害を被っています。
各国から選ばれた大人たちの話し合いが続くなか、ヨーロッパ各地で行われている抗議活動。
「おとぎ話はやめて」と書かれた巨大な垂れ幕。
オランダでは、環境活動家たちが続々と空港に押し入りました。プライベートジェット機は燃料の無駄遣いであり、温暖化を加速させるとジェット機の前に座り込む姿も。
その数は増え続け、空港内の滑走路で白服姿の集団行進が続き、次に現れたのは自転車集団。環境に優しい乗り物を利用すべきとアピール。
アフリカ各国は先進国に対し、自然災害の補償を求めています。
COP27、ガーナからの参加者:「私たちは苦しんでいる。断固として世界のリーダーたちにアフリカへ補償するよう求めます」
干ばつが続き、アフリカ・ケニアでは次々に倒れていく野生動物たち。
何とか水を与え救おうとするも、人の手では追い付かず…。力尽き倒れていくゾウたち。倒れたゾウに対して仲間たちもなすすべなく水を求めてさまよい続けます。
無言のまま大地に横たわる1頭のゾウ。
アフリカでは多くのゾウが餓死したとみられ、そのまま白骨化されたゾウの姿も。
損失と被害という議題は長年、先進国側から拒絶されていて、今年のCOP27で先進国と発展途上国がどれほど歩み寄れるかは不透明のままです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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