「近畿も氷点下」「カニの初物」「千枚漬け」など…早くも聞こえてきた冬の足音(2022年11月7日)
立冬の11月7日、近畿でも今シーズン初めて氷点下を記録するなど冬の訪れを感じる1日となりました。
近畿地方は11月7日の朝、放射冷却が強まり各地で冷え込みました。滋賀県甲賀市の信楽町では午前6時40分ごろに氷点下0.7℃を観測し、近畿では今季初めて気温0℃を下回りました。
(町の人)
「車のウインドーガラスが凍っていました。それくらい寒い」
また兵庫県養父市のハチ高原では早朝に霜が降りる寒さとなりました。過ごしやすい秋は短いもので、早くも冬の足音が聞こえてきました。
そんな冬の始まりを告げるかのように、さっそく冬の味覚の代表格・カニの「初物」が阪急うめだ本店に届きました。「ズワイガニ」は11月6日に日本海での漁が解禁されたばかりです。11月7日の朝、大阪中央卸売市場で競り落とされたばかりの生きた「松葉ガニ」や「セコガニ」など100杯以上が次々と並びました。
今年は国の旅行支援策で旅館などでのカニの需要が高まっていて、去年の約1.5倍の価格となっているそうで、1杯1.25kgのカニには5万8000円(税込)の値がつきました。
(阪急うめだ本店 米田進悟広報担当)
「初物を食べると75日長生きするともいいますので、せっかくの松葉ガニ、冬の味覚の王様ですので、この冬をちょっと楽しんでいただけたらなと」
一方、京都市伏見区では冬の味覚「千枚漬け」の漬け込み作業が最盛期を迎えています。寒さとともに甘みを増す「聖護院かぶら」は、立冬の頃に漬け込むと最もおいしく仕上がると言われていて、年末にかけて関西を中心に出荷されます。
(大安 大角安史代表取締役社長)
「おいしい千枚漬けをおいしいと言って食べてくださる人のために、心を込めて作っていきたいと思っております」
また、京都市左京区にある妙傳寺で冬の恒例行事に向けて行われたのは「まねき書き」です。まねき書きとは、京都・南座で師走に行われる吉例顔見世興行を前に出演する歌舞伎役者の名前を看板に書き上げる作業のことです。丸みを帯びて隙間の少ない「勘亭流」という書体には、『客席が隙間なく埋まるように』という願いが込められています。
(まねき書き担当4代目 井上玉清さん)
「興業が大入りで盛況に行われるように願って書きました」
今年の吉例顔見世興行は12月4日~12月25日で、看板は興業中、南座の正面に掲げられます。
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