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【梨泰院事故】遺品に「毎日幸せ」 冨川芽生さん通夜…前署長 実は“50分後”到着か(2022年11月7日)
韓国の雑踏事故で犠牲になった冨川芽生さん(26)の通夜が営まれました。遺留品のノートには、「毎日幸せです」などと書かれていたことが分かりました。
■遺品に「毎日幸せ」 冨川芽生さん通夜
156人が亡くなった韓国・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故から1週間。6日、亡くなった冨川芽生さんの通夜には、友人や高校の同級生も参列しました。
父・冨川歩さん:「泣き崩れる妻を見て、どうしようもないと思いました。そこで初めて、現実だと思いました。行く所、行く所で皆に愛されていました。『芽生ちゃんのことを絶対に忘れない』って、芽生に習ったという片言の日本語で話し掛けてくれる外国の方もいました。26年という短い人生でしたけど、本当にこれからだったんですよ。夢に向かっていた途中でした。(遺品の)バラバラのノートには、『毎日、毎日幸せです』って書いてありました。『家族を旅行に連れていきたい』『結婚して、子どもを産みたい』。芽生は、本当に幸せだったんだと思います」
■前署長“5分後到着” 実は「50分後」か
事故現場となった梨泰院では5日、「犠牲者の追悼」と「事故の抗議」を合わせた大規模な“ろうそく集会”が行われました。
事故防止を怠ったことや、対応の遅さが非難されるなか、更迭された前警察署長の不手際が新たに報じられました。
梨泰院を管轄する龍山(ヨンサン)警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長は事故発生の5分後、午後10時20分には事故現場に到着したと報告されていました。
しかし、実際は事故からおよそ50分後の午後11時5分だったと複数の韓国メディアが報じています。
前署長は事故が起こる15分ほど前には、公用車で隣のノクサピョン駅近くにいました。
事故現場まで歩いて10分もかからない距離ですが、車で迂回(うかい)したため、到着が事故の50分後になったといいます。
連合ニュースが報じた、現場に到着する直前の前署長の様子を見ると、結局、車では現場に入れず、事故発生から44分後にゆっくり歩いて現場に向かっていたことが明らかになりました。
街には、「大統領は謝罪!首相は辞任!責任者は処罰!」と、事故の“責任を問う”垂れ幕が設置されています。
■事故から1週間…梨泰院にまだ“深い傷”
“国家哀悼期間”が終わった6日、梨泰院では、少しずつネオンがつき始め、店を再開する所も出てきていますが、客足のほうはまばらなようです。
元の姿を取り戻しつつある梨泰院ですが、人々の心には深い傷が残されています。
(「グッド!モーニング」2022年11月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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