「遺品のノート」書かれた夢に父は…梨泰院事故の犠牲者 冨川芽生さんの通夜営まれる(2022年11月6日)

「遺品のノート」書かれた夢に父は…梨泰院事故の犠牲者 冨川芽生さんの通夜営まれる(2022年11月6日)

「遺品のノート」書かれた夢に父は…梨泰院事故の犠牲者 冨川芽生さんの通夜営まれる(2022年11月6日)

韓国・梨泰院の事故から1週間。
北海道・根室市では6日夜、亡くなった冨川芽生さんの通夜が営まれ、父、歩さんが声をつまらせながら参列者に心境を語りました。

▽冨川芽生さん通夜 父悲痛「これからだった」 梨泰院事故で犠牲…遺品ノートに“将来の夢”も
地元・根室高校の同級生や友人らが参列した冨川芽生さんの通夜。午後7時から根室市内の斎場で営まれました。父親の歩さんは涙で声をつまらせながら次のようにあいさつをしました。
(父・歩さんのあいさつ)
「泣き崩れる妻を見てどうしようもないと思いました。そこで初めて現実だと思いました。短い人生でした、本当にこれからだったんです。夢に向かう途中でした。」
(父 冨川歩さん)「娘のものです。ノート破けて…」
歩さんはソウルで芽生さんの遺品のノートを発見していました。
(父・歩さんのあいさつ)
「バラバラのノートには『毎日毎日幸せです』と書いてありました。『家族を旅行に連れて行きたい』『結婚して子どもを産みたい』芽生は本当に幸せだったんだと思います。」
(高校時代の同級生)「まだ26ですか、同級生なんで。最初同姓同名のまったく別人かなと思ったんですけど情報が出てくるにつれて、ああって…信じられないような、本当なのかみたいな」

▽「哀悼期間」明けた梨泰院の夜…閑散
日本人2人を含む、156人が死亡した今回の事故。
(堀家正機記者)「事故のあった現場です。事故から1週間が経ち、少しずつ営業を再開をする店も出てきていますが、以前のようににぎわった通りはまだ戻ってきていません。」
前日までの“哀悼期間”を終え初めての夜を迎えた梨泰院。営業を再開する店も出てきていますが…客足はまばらのようです。「深く哀悼の意を表します」というメッセージを掲げた飲食店もありました。現場近くのバーでは…
Q.きょうから営業?
(現場近くのバー「DOPE」チェ・ボムホ代表)「はい。とてもつらいです。事故を直接見たし、休んでも店も心配だし、いろいろと複雑な気持ちです。多くの人が梨泰院に来るのを嫌がるのではないかと心配です。」
(韓国のアナウンサー)「イ・イムジェ元龍山警察署長が防犯カメラに捉えられました。」
地元メディアは6日、梨泰院を管轄していた前警察署長を捉えた防犯カメラの映像を公開。当初、事故発生の5分後、午後10時20分頃、現場に到着と報告していましたが、映像には午後10時59分に後ろに手を組みゆっくりと現場に向かう姿が映っていました。
韓国国内では、政府や警察への不信感が、日に日に高まっています。
「ユン大統領退陣せよ!ユン大統領退陣せよ!」

11月6日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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