息を飲むような景色…和歌山の“ウユニ塩湖” 地元の人たちが守る“未来に残したい絶景”とは|TBS NEWS DIG

息を飲むような景色…和歌山の“ウユニ塩湖” 地元の人たちが守る“未来に残したい絶景”とは|TBS NEWS DIG

息を飲むような景色…和歌山の“ウユニ塩湖” 地元の人たちが守る“未来に残したい絶景”とは|TBS NEWS DIG

シリーズSDGs、「地球を笑顔にするウィーク」です。今、SNSなどでインスタ映えすると話題になっている海の「絶景スポット」が和歌山県にあります。思わず息を飲むような光景を守ってきたのは地元の人たちでした。

和歌山県田辺市の岬「天神崎」。平らな岩礁が広がり、月に数回ではありますが、潮の満ち引きのタイミングが合うと、南米ボリビアのウユニ塩湖のように水面に反射する光景が出現。ここ数年、「和歌山のウユニ塩湖」として話題になっています。

およそ50年前、岬の後方にある森に別荘地開発計画が持ち上がり、それに反対した住民たちによって「天神崎の自然を大切にする会」が結成されました。募金を集めて土地を買い取り自然を守る、日本のナショナルトラスト運動の先駆けとなったのです。

現在、この会の執行理事を務める藤五和久さん(68)です。

天神崎の自然を大切にする会 藤五和久さん
「別荘の建設(の話が)出たのが、この周辺なんです。最初に買い取った土地がこのあたり」

会は現在も土地の買い取りを続け、目標の半分近くの森を所有するまでになりました。発足した当時から続けられている清掃活動なども行っています。

参加者
「もうゴミあるやん、レシートのゴミ」
参加者
「どうやって取る?」
「横からとったら?」
「大物発見したね!」

市街地に近いにも関わらず、海や森に豊かな自然が今も多く残されているのは、住民たちの地道な取り組みのおかげです。

しかし、会員の数は高齢化などで全盛期の約3割に減り、存続の問題も抱えています。

天神崎の自然を大切にする会 藤五和久さん
「見たことない生き物がたくさんいると思います。探して楽しんでください」

後継者に繋ごうという思いで、豊かな自然を子供たちに知ってもらう活動を行っています。

参加した小学生
「もっと海がきれいになってほしい。ゴミを減らす、食べ残しをしない」
「自然とかなくなったら生き物とか少なくなってしまうから、しっかりゴミ拾いとかやっていきたい」

天神崎の自然を大切にする会 藤五和久さん
「子どもたちに自然の楽しさを伝えるということが、きょうはできたと思います」

地域の人たちが守り続けてきた自然が織りなす神秘的な世界。未来に残したい絶景です。

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