【世界の異変】グアテマラ“2つのハリケーン”襲来、インド“深刻汚染”川が泡だらけ(2022年11月4日)

【世界の異変】グアテマラ“2つのハリケーン”襲来、インド“深刻汚染”川が泡だらけ(2022年11月4日)

【世界の異変】グアテマラ“2つのハリケーン”襲来、インド“深刻汚染”川が泡だらけ(2022年11月4日)

 スピードが遅く勢力が強いハリケーンに襲われた南米グアテマラ。一方で、インドでは、大気が真っ白に。大気汚染や気候変動で世界各地に異変が起きています。

 南国の楽園、グアテマラ。嵐が近づき風が強まり波も高まるなか、不安げに海の様子をうかがう姿も…。

 気象学者、ペドラム・ジャヴァエリ:「グアテマラ、ベリーズに接近するにつれて、勢力を増すと予想されます」

 中米、ユカタン半島にあるベリーズやグアテマラをハリケーンが襲いました。相次ぐハリケーンの発生。

 天気キャスター、デレク・ヴァン・ダム:「大西洋地域に2つのハリケーンが同時に存在していました。これは2001年以降では初めての出来事です」

 気象サイトによると、気候変動によりハリケーンの勢力は強くなり、進行速度が遅くなり被害を悪化させているといいます。

 フィリピンに大きな被害をもたらした台風22号。

 通過後、今度は中国へ。香港やマカオでは一時、住民が避難。学校や道路を一部閉鎖するなど警戒を強めました。

 自然の力ではなく人の手により引き起こされる環境汚染。

 インドの首都・ニューデリーを流れるヤムナ川。川は一面、泡だらけに。産業廃棄物や家庭用洗剤などによる、水質汚染が原因とみられます。

 「聖なる川」とも呼ばれ、このような状況でも沐浴(もくよく)をする住民たちの姿も…。

 大気汚染も深刻な状況に。昼間からライトをつけないと運転できません。

 「世界最悪レベルの大気汚染」と言われ、原因の一つと言われるのが。

 先月インドではヒンドゥー教最大の祭り「ディワリ」を迎え、街の至る所で花火や爆竹が打ち上げられました。

 祭りからすでに1週間以上が過ぎており、光化学スモッグが日常的な光景になりつつあります。

 国連は世界各国に温暖化を防ぐための対策を取るよう警鐘を鳴らし続けます。

 国連特別報告者、イアン・フライ氏:「『気候変動』は、私たちがこれまでに経験したことのない、自然環境と社会に対する最大かつ最も広範な脅威です」

 この場ににいたのは報道陣や関係者6人のみ。

 空席の目立つ、会見場。

 一部の活動家は過激な行動に出て訴えますが、その行為は多くの人の反発を招き、逆に環境問題から目を背けてしまうとの指摘も。

 干ばつ被害が深刻化しているアメリカ。

 国立公園にある氷河が2050年までに消滅すると予測されました。

 およそ120年前の8月と比較すると、今年は多くの氷河が解け湖のような状態になっていることが分かります。

 氷河の雪解け水により洪水も発生。

 国連はこのままだと2050年までに世界遺産の氷河の3分の1が消滅すると警鐘を鳴らしています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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