「救急救助士の資格を取得したい」心肺蘇生法の講習の受講者が急増…梨泰院雑踏事故(2022年11月3日)
韓国・梨泰院(イテウォン)雑踏事故から5日。
犠牲となった冨川芽生さん(26)。父親の歩さんが訪れた遺留物の保管所では、現場に残された芽生さんのノートの一部が見つかりました。ノートには「ごはんを食べました」「食事しました」など、芽生さんの筆跡で、韓国語を勉強したあとが残されていました。
亡くなった芽生さんの父親・冨川歩さん:「冨川芽生。娘のものです。破けて…」
犠牲となったもう一人の日本人、小槌杏さん(18)が3日、日本に戻りました。
事故現場の近くでは、3日も、多くの人が悲しみに暮れました。
現場でCPRを行った高校生がいます。写真が趣味のチェさん(17)は、ハロウィンの様子を撮影していました。その最中、事故が起き、救助を手伝いました。
チェ・ミンギュさん:「中学と高校でCPRの教育を受けていて、救急医学に関心があったので、『助けなきゃ』の一心だった。押しつぶされて亡くなった人のほとんどは、内臓破裂によるアザができていた。口と鼻から血が流れていた」
10人ほどにCPRを行いました。事故後、助かったと連絡があったのは、わずか2人でした。
チェ・ミンギュさん:「救急救助士の資格を取得したい。また事故が起きた場合には、もっと早く、たくさんの人を救いたい」
今回の事故をきっかけに、ソウルでは、CPR講習を受ける人が急増しています。心肺蘇生法を学ぶ講習会への問い合わせが5倍になっているといいます。
韓国中央応急措置教育院のチョ・イルヒョンさん:「女性の方が多い。男性は軍隊で学べるが、女性は機会がない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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