【ギネス記録】“100両編成列車”全長1.9Kmでスイス山岳地帯を走行(2022年11月3日)

【ギネス記録】“100両編成列車”全長1.9Kmでスイス山岳地帯を走行(2022年11月3日)

【ギネス記録】“100両編成列車”全長1.9Kmでスイス山岳地帯を走行(2022年11月3日)

 汽笛を鳴らしながらスイスの山岳地帯を走行する列車。実は、この赤い車両がとんでもない世界記録をたたき出しました。アルプス山脈で誕生した驚きのギネス記録とは。

 前代未聞の100両編成の列車がスイスのプレダ駅を出発。アルプスの山岳地帯を運行するレーティッシュ鉄道の最新車両「カプリコーン」です。

 目的地まで運行し、世界一長い列車としてのギネス記録認定を目指します。

 汽笛をこだまさせながら山岳地帯を走る100両編成。あまりにも長すぎるがゆえ、同じ列車の別の車両がなぜか同じ方向に向かって走るなど珍しい光景が随所に。

 スイスの鉄道開業175周年を記念して行われた、このイベント。

 通常は4両編成ですが、それを25個、連結して運行。全長約1.9キロ、超絶長い列車となりました。

 1.9キロとは、東京でいうと山手線の東京駅から新橋駅間、大阪でいうと阪神なんば線のドーム前駅から大阪難波駅間の距離に相当。1つの列車で駅から駅までつながる、実にアンビリーバブルな長さです。

 列車が駅に止まりましたが、すべての車両は駅に止まり切れず、一部は野原に。そのまた後ろの車両は橋の上で止まることに。

 出発してほどなく迎えたのが、山岳地帯の難所です。360度回って180度ターンし、さらにもう一度360度回る、山を下りるルートです。

 その難所は難なくクリアしました。

 トンネルをぐるっと回って180度ターン。後続の車両は、もう一つのトンネルから出てくる途中です。

 まるでヘビのように山に巻き付きながら走っています。

 実はこの列車、7人の運転士が同時に運転。加速やブレーキなどのタイミングを合わせていました。

 レーティッシュ鉄道、レナート・ファスチアーティCEO(最高経営責任者):「列車にはケーブル電話があるので運転士は連絡を取り合い、先頭車両の運転士が指示を伝えると、残り6人の運転士が同じことをしています」

 最大の見せ場は高さ65メートルの美しい石造りの高架橋です。

 無事に目的地に到着した100両編成の列車。世界一長い旅客列車として「ギネス記録」に認定されました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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