銀行に“ペンキ”…欧州各地で抗議活動 救急活動に支障も(2022年11月3日)
ロンドン中心部にあるイングランド銀行の建物。男性が、消火器のようなものを使って、オレンジ色のペンキを吹き掛けています。
その傍らでは、女性が壁に「Just Stop Oil」と文字を書き始めました。
彼らは、ゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープを掛けるなど、過激な抗議活動で知られる、イギリスの環境保護団体の活動家とみられています。
記者:「なぜこんなことを…」
活動家:「他に何ができる?この狂気の沙汰を止めなければ」
活動家:「私たちの未来を返してくれ。気候危機に対して、政府は犯罪的なまでに無策だ」
「ジャスト・ストップ・オイル」は先月20日にも、ロンドンの高級デパートの前に現れ、ペンキをショーウィンドーにまき散らしていたほか、ロンドン市内で座り込みを行い、周辺に大渋滞を引き起こしていました。
■抗議活動により渋滞…救急活動に支障も
こうした抗議活動は今、ヨーロッパ各地で行われています。
イタリア・ローマでは活動家が高速道路を封鎖して、運転手とトラブルになり、警察が出動する騒ぎになりました。
さらにドイツでは、ミキサー車にひかれた女性の救助に向かった車両が渋滞に巻き込まれ、現場への到着が遅れる事態となりました。
女性は重体だということで、ショルツ首相は苦言を呈しました。
ショルツ首相:「意見表明は、他人を危険にさらすことがないようにすべきだ」
(「グッド!モーニング」2022年11月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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