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自然に還る?「プラスチック=環境に悪い」を覆す新素材「グリーンプラネット」とは|TBS NEWS DIG
これまで環境に悪いとされていた“プラスチック製品” その常識を覆す“画期的な素材”が発見されました。スターバックスやコンビニも、取れ入れ開始するなどいったいどんな素材なのでしょうか?
■自然に還るプラスチック製品?その秘密は「グリーンプラネット」
Nスタ
「最近プラスチックのスプーンフォーク使ってますか?」
40代女性
「あ~最近使わなくなりましたね」
30代女性
「環境のことを考えたら木とかの方がいいのかなとは思うんですけど・・・」
最近目にしなくなったプラスチック製の"スプーン"や"フォーク"
今年4月には使い捨てのスプーンなど12品目を削減するよう企業に義務付けるなどプラスチックを減らす試みが進んでいます。
そんな中、新しい動きが・・・
スターバックス店員
「こちら"環境に配慮された"プラスチックのスプーンとなっております」
このスプーンを使った人は?
30代女性
「従来のプラスチックより弱いとかも全然感じない」
20代女性
「普通のスプーンと変わらない感じで食べやすかった。これだったらふやけもしないし、凄くいいなと思いました」
スターバックスが今年3月から、テイクアウトの商品に取り入れた環境に優しいスプーン。
一部コンビニのスプーン、ストローやホテルの歯ブラシ、化粧品ケースなど、同じ素材が様々な商品で取り入れられている他、欧米などでも「スーパーの袋」や「コーヒーカプセル」などに利用されているといいます。
実は、この原料は"石油"ではなく、100%の植物油「グリーンプラネット!」。
スターバックスコーヒージャパン 古川大輔さん
「使い心地、地球環境への貢献度合、色々な観点から評価をした結果
グリーンプラネットが最適だったという判断を致しました」
■環境に優しい“グリーンプラネット”登場
開発したのは日本の大手化学メーカー「カネカ」。
カネカ 角倉護取締役上級執行役員
「ようやく量産化できる技術が出来上がりました。世の中にある色々なプラスチック製品をこのポリマー(素材)で置き換えることが出来ます」
利用しているのは1000分の2ミリほどの非常に小さい微生物。これに植物油を与えて栄養を蓄え、特殊な技術で量産化に成功。
そこから取り出したものがプラスチックの原料となり加工すると製品が出来るといいます。
一見、普通のプラスチックに見える、このスプーンとフォーク。環境に優しいとはいったいどういうことなのか?
■グリーンプラネット実証実験
神奈川・鎌倉市の由比ガ浜で実証実験が行われました。
由比ガ浜茶亭組合 增田元秀組合長
「本当に自然に帰っていくということが分かれば、とにかく良いことだからやってみようと」
参加したのは由比ヶ浜の海の家16店舗。この夏 石油由来の製品からグリーンプラネットのスプーン・ストローに切り替えて営業しました。
そして8月末には、およそ10万本のスプーンやフォークなどが回収され、その一部が土が入っているタンクの中に入れられました。
約2か月後の先週、中を開けてみると・・・
由比ガ浜茶亭組合 增田元秀組合長
「え?すごいじゃん。なんもないじゃん」
一目瞭然!スプーンやストローなどが2か月で、ほとんどが分解されていました。
そう!グリーンプラネットは、自然に還る素材なのです!
由比ガ浜茶亭組合 增田元秀組合長
「風の強い日なんかは、(プラごみが)飛ばされるんですよね。それが海に入っていくのが凄い心配だったんですけど。もし間違えて入っても、これなら安心だなって」
これは石油由来のプラスチックと、木とグリーンプラネットで出来た"フォーク"を使った実験画像。
時間が経つと共にグリーンプラネットが木以上に分解され5か月後には、ほぼ自然にかえったのが確認できます。
そして土だけではなく、海の中でも分解されることが実証されているのです。
■無限の可能性を秘めたグリーンプラネット
由比ガ浜茶亭組合 增田元秀組合長
「我々の夢の第一歩なんで、よろしくお願いします」
鎌倉の農家 田村慎平さん
「お預かりします」
海の家で分解に使われた土が、農家の畑の一部にまかれました。
鎌倉の農家 田村慎平さん
「地産地消と言われてもう長くて、実験段階なのですぐ結果は出ないのかもしれないのですけど由比ガ浜から出たものを畑で使って、またできた野菜を食べてもらえるのは非常に生産者としても嬉しいです」
将来的には分解された土が、野菜クズなどと混ざることによって堆肥となる可能性もあるということです。
無限の可能性もひめたグリーンプラネット。プラスチックごみを減らす、切り札になるかもしれません。
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