【韓国雑踏事故】“遺留品1.5トン”公開…「危険」通報生かせず 警察トップ謝罪(2022年11月2日)
家族のものなのでしょうか。現場に残されていた遺留品を手に涙が止まりません。
ハロウィーンのグッズに、パスポートも。ソウルの繁華街「梨泰院(イテウォン)」で156人が犠牲になった雑踏事故で、1日、現場に残された遺留品など1.5トンに及ぶ物品が公開されました。
バッグと上着を引き取りに来たこの女性は、あの日、坂の真ん中に取り残されたそうです。
事故に遭った女性:「気を失って覚えていないのですが、坂の真ん中にいたそうです。上がってくる人と下りてくる人に両方から押され続けて、何もできませんでした」
■“事故前通報11件”も…警察トップ謝罪
事故は未然に防げたのではないかという声が高まるなか、1日、韓国警察庁のトップの口からは新たな事実が…。
尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長:「事故が発生する直前に、現場の深刻性を知らせる緊急通報が多数あったことを確認しました」
尹氏は「通報への警察の対応は不十分だった」と認め、謝罪しました。
事故が起きる前に寄せられた通報は11件で、最初の通報は事故が起きる4時間ほど前でした。
通報 午後6時34分:「梨泰院駅から上がってくる人たちと、路地から出てくる人たちがごちゃ混ぜになって、ひょっとしたら圧死しそう。人員統制など、措置をしてほしい」
通報を受け、警察は現場に警察官数人を向かわせましたが、人の流れを規制する措置ではなく、あくまで見回り程度だったとみられます。
(「グッド!モーニング」2022年11月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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