【自然災害】フィリピン台風被害で犠牲者110人超　スペインでは山火事続く(2022年11月1日)

【自然災害】フィリピン台風被害で犠牲者110人超　スペインでは山火事続く(2022年11月1日)

　フィリピンを直撃した台風22号の被害が徐々に明らかになってきました。現時点で死者は110人に上り、その半数以上が土砂崩れや洪水によるものでした。

　山鳴りが響き、異変に気付いた住民たち。その時でした。

　建物を土砂が襲い、砂煙が上がります。

　「地滑り」により、周囲の建物ごと流されていきます

　場所はフィリピン・セブ島。日本でも人気のあるリゾート地で起きた地滑り。

　先月29日、台風22号がフィリピンを直撃、各地で土砂崩れや洪水が発生。

　地元メディアによると、死者は110人に上っているといいます。

　フィリピンでは1カ月前も強大な台風が襲い、地盤が緩んでいたとみられ、各地で土砂崩れが発生。救助活動は難航、正確な行方不明者の数は分からない状況です。

　スペイン北部では山火事が発生。季節外れの暑さにより土壌は乾燥、炎は拡大しています。

　航空機で放水しますが、炎の範囲は広く、鎮火には至りません。

　消防士たちはホースを抱え山道を登ります。

　延焼を食い止めるべく火元へ向け放水。

　さらに奥へと進もうとしますが、ホースの長さにも限界が…。

　地元の消防士：「非常に乾燥しているため、高い気温とこの風では燃えやすくなっています」

　先週、スペインでは30℃を超える町もあり、海水浴を楽しむ姿も見られるなど異常ともいえる高い気温が続いていました。

　夜になっても炎は収まらず、懸命な消火活動が続きます。

　しかし、次々に飛び火。数時間で25件の火災が発生したのです。

　一時、炎は多くの人が住む住宅街のそばまで迫りました。炎を完全に食い止めるため消火活動は続いています。

　撮影者：「すぐそこに大きな竜巻があります。何とか避けて離れてみます。あれには関わりたくない」

　アメリカ・カリフォルニア州。一面茶色の砂漠のような光景が続きます。

　本来なら緑豊かなアーモンド畑。しかし現在、干ばつにより用水路は干からび、深刻な水不足に陥っています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>