ロシアが穀物輸送合意の「無期限停止」発表 ゼレンスキー大統領が非難(2022年10月30日)

ロシアが穀物輸送合意の「無期限停止」発表 ゼレンスキー大統領が非難(2022年10月30日)

ロシアが穀物輸送合意の「無期限停止」発表 ゼレンスキー大統領が非難(2022年10月30日)

 ロシアが、ウクライナ産の穀物輸送に関する合意を停止すると一方的に発表したことを受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは食糧危機を意図的に悪化させている」と厳しく非難しました。

 ロシア外務省は29日、クリミア半島の黒海艦隊がウクライナ軍の攻撃を受けたなどとして、8月から始まったウクライナ産穀物の輸送に関する合意の履行を「無期限に停止する」と発表しました。

 これに対し、ゼレンスキー大統領は29日に公開した動画で、「ロシアは9月から食糧危機を意図的に悪化させ始め、穀物を積んだ船の運航を妨げている」と述べました。

 9月以降、176隻の船が輸送ルートを通ることができなくなっていて、200万トン以上の食糧が輸出できていないと訴えています。

 そのうえで、ゼレンスキー大統領は「ロシアはG20の一員でありながら、複数の大陸で意図的に飢饉(ききん)を引き起こしている。これはナンセンスだ」と、ロシアを厳しく非難するとともに、「今こそ、強力な国際的な対応が必要だ」と訴えました。
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