「預けた子どもが帰ってこないことは親としてそもそも想像していない」3児の父が置き去り防止ブザーを5日間で開発 無料で100台取り付けへ|TBS NEWS DIG
通園バスでの置き去りを防ぐための安全ブザーを、全国の幼稚園などのバスおよそ100台に無料で取り付ける取り組みが始まりました。
記者
「こちらのバス、エンジンを切ると・・・後方に取り付けたブザーが鳴りました」
通園バスの中で鳴るのは、「小さな命」を守るためのブザーです。
9月、静岡県の認定こども園で、3歳の女の子が通園バスの中に置き去りにされ死亡しました。
こうした置き去りを防ごうと開発されたのが今回のブザー。エンジンを切るとブザーが鳴り、音を消すためバスの最後尾に行く際に、取り残された園児がいないか確認させることが狙いです。
もし、ブザーを消さないまま車の外に出ると…。
「大きなサイレンの音が鳴りました」
このブザー開発の発案者は、3人の子どもを持つお父さん・畑中洋亮さんです。
ブザー開発の発案者 畑中洋亮さん
「預けた子どもが帰ってこないということは、親としてはそもそも想像もしていないことだと思う。すべてのバスで運転手が後ろまで行って見に行くと、この仕組みが絶対に必要だろうと」
静岡の事件を受け、翌日に畑中さんが知り合いの製造業の会社にブザーの開発を依頼。
オクト産業 安達良平社長
「(畑中さんから)『どのぐらいでできるんだ?』ということで、『約半年から1年はかかりますよ』という回答をしたところ、(畑中さんが)『いやそうじゃない、1週間後に(国に)見せたいんだ』と」
子どもの命を守るためと、わずか5日間でブザーを開発したといいます。
そして、10月28日から全国に拠点を持つ中古車買い取り大手の「ガリバー」とともに、希望する全国の幼稚園などのバスおよそ100台にブザーを無料で取り付けることを始めました。
ブザー開発の発案者 畑中洋亮さん
「大人としてやらなきゃいけないことをやったのかな。悲しいことを二度と起こさないように、まだまだ終わっていませんので」
設置を希望する園は、ガリバーの問い合わせフォームを通じて申し込むことができるということです。
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