プーチン大統領“核使用”めぐり「意味がない」発言 一方「使用のリスクは常にある」とも…真意は?|TBS NEWS DIG
ウクライナ情勢です。ロシア軍によるエネルギー施設などへの攻撃が続き、首都キーウ周辺での緊急停電のおそれも出ています。一方、核兵器の使用に関しプーチン大統領が憶測を呼ぶ発言をしています。
日没後の首都キーウ。街灯は消え、道は真っ暗でスマートフォンのライトを頼りに歩く人も。
キーウ州など4つの州では、ロシアによるエネルギー施設への攻撃の影響で計画停電が実施されていますが、キーウ州知事は「緊急停電」となる可能性も指摘。こちらの男性は、停電の時のために水や薬などを準備していました。
そして、暗い街に姿を見せたゼレンスキー大統領が訴えたことは。
ゼレンスキー大統領
「我々は暗闇を恐れない。我々にとって最も暗いのは、光のない時ではなく自由のない時だ」
ウクライナ軍は、ロシアとの合同部隊が始動したとされるベラルーシに近い北部の部隊を増強、ベラルーシからイラン製ドローンが10機、飛来してきたとして警戒を強めています。
こちらは東部ドネツク州。ウクライナ側が反転攻勢を続けていて、現地の親ロシア派は“ウクライナ軍の攻撃により、鉄道の駅と石油貯蔵所が破壊された”としています。
一方、プーチン大統領のある発言が注目されています。
プーチン大統領
「(核兵器の使用について)我々はそんなことをする必要はない。政治的にも軍事的にも意味がない」
国内外の有識者を集めた会議で、核兵器の使用について「意味が無い」としたプーチン氏。ただ「核兵器が存在するかぎり、使用のリスクは常にある」とも発言。真意は何なのでしょうか。
また、プーチン氏は放射性物質をまき散らす、いわゆる「汚い爆弾」をウクライナが使用する可能性があるとする根拠の乏しい主張を繰り返した上で。
プーチン大統領
「ロシアが核攻撃をしたと騒ぐのだろう」
そのロシアや、「野心的に核戦力を拡大している」と警戒を強める中国などの抑止のため、アメリカ・バイデン政権は27日、初めて「核戦略」の指針「核態勢の見直し」を公表。核の戦力を維持していく方針を明らかにしました。
オースティン国防長官
「核兵器が存在する限り、我々の核兵器の基本的な役割は、アメリカと同盟国・同志国への核攻撃を抑止すること」
指針では、ロシアのウクライナ侵攻で「現代の紛争での核のリスクが改めて示された」としているほか、中国については「核戦力をアメリカの同盟国に対する軍事的な挑発に活用するおそれがある」と分析しています。
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