イルミネーションに行くと恋に落ちる？ 色によって違いも、脳研究の専門家によると…【Nスタ解説】｜TBS NEWS DIG
12月に入り、綺麗なイルミネーションを目にする機会も増えてきました。
■1人で見ていると「さみしいんじゃない?」という“圧”
南波雅俊キャスター:
井上さんは見に行きますか。
井上貴博キャスター:
私は結構好きなんですよ。もう恥ずかしいです。私の隣にイルミネーションに懐疑的な方がいますよ。
“イルミネーション苦手派” 日比麻音子キャスター:
私はイルミネーションが苦手なんですよ。
やはり1人で見ていると、全然さみしくないのに「さみしいんじゃない?」みたいな“圧”を感じるというか。
井上キャスター:
街の圧ですね。
“イルミネーション苦手派” 日比キャスター:
(イルミネーションは)好きですけど、居心地が少しゾワゾワしちゃうんですよ。
井上キャスター:
すごい言葉を選びましたね。
産婦人科医 宋美玄さん:
周りがカップルばかりであることや、クリスマス自体にそういう“圧”を感じたりする人もいますよね。
“イルミネーション苦手派” 日比キャスター:
そうなんですよ。南波さんは?
南波キャスター:
私は、もはや圧を何も感じなくなりました。でも去年(2022年)ロケで行ったなというくらいでしょうか。
■脳研究の専門家「イルミネーションは“恋の3大ホルモン”大量放出」
南波キャスター:
ただ、「イルミネーションを2人で見に行くと恋が叶う」というふうに言われてるんです。
自然科学研究機構生理学研究所の柿木隆介名誉教授、この方は、国の研究機関で国内外の大学とともに研究をしている、脳研究の第一人者の方です。
仕組みについて柿木隆介名誉教授によると、▼「暗いので瞳孔が開く=好きなものを見たときも瞳孔は開く」。
つまり、▼相手を“好き”と脳が勘違いするそうです。すると、「アドレナリン」が出るそうなんです。
この「アドレナリン」というのは、恋をしているときのドキドキ感、ドキドキしてるときにも出るので、少し似たような状態になるということです。
イルミネーションはさらなる効果も期待できるそうなんです。
柿木名誉教授によると、▼綺麗な景色にほっこりすると、幸せホルモン「セロトニン」が出るといいます。▼そして、手を握るなどすると、愛情ホルモン「オキシトシン」というものも出るそうです。
つまり、イルミネーションは、「アドレナリン」「セロトニン」「オキシトシン」という▼恋の3大ホルモン大量放出だと、柿木名誉教授はおっしゃってます。
■「そもそも2人で行く時点で、まあまあいい感じでは」
井上キャスター:
宋さんは、やはりパートナーと行くとちょっと、ということなんですよね。
産婦人科医 宋美玄さん:
イルミネーションを2人で行く時点で、まあまあいい感じじゃないですか。そうでないと2人では行かないのではと。
井上キャスター:
それはそうですよね。
産婦人科医 宋美玄さん:
それでちょっとムードもよくてと。しかも、最もらしい時に「セロトニン」や「オキシトシン」や「アドレナリン」など、いろんな物質が出てくるじゃないですか。
(産婦人科医の)私の中で「オキシトシン」は陣痛のホルモンなんですよ。
井上キャスター:
専門が違うとそうなんですね。
産婦人科医 宋美玄さん:
「オキシトシン」は手を握ったらと言いますけれども、手を握る時点でまあまあいい感じですよね。
だけど、わかります。いい感じの人とイルミネーションを見に行ったら、そこでよりグッと。それを、もっともらしい物質で何となく説明してると。
井上キャスター:
なるほど。吊り橋効果のような。
■「よりロマンチックでオススメ」 イルミネーションメーカーのオススメの色は…
南波キャスター:
このイルミネーションなんですけど、色によってもいろいろ効果が違うそうなんです。
イルミネーションメーカー「向陽プランニング」によると、▼赤色は情熱・活発さ・生命力など、見ていると血流をアップするような効果も期待できるということなんです。
▼青色は、冷静さ・知性など、落ち着くような感覚になるということです。
恋愛にオススメの色は…
▼ピンクだそうです。幸福感・愛情などを感じさせるようなホルモンが出るということでした。
イルミネーションメーカー「向陽プランニング」担当者
「薄いピンクの方がよりロマンチックでオススメです」
そんなピンクのイルミネーションは、「目黒川みんなのイルミネーション2023」で、来年(2024年)1月8日まで行われています。
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