【「餃子の王将」社長射殺事件】暴力団組員の男逮捕 接点は?
9年前、京都市山科区で「餃子の王将」を展開する会社社長が射殺された事件で、京都府警は、別の事件で服役中の暴力団組員の男を逮捕しました。
別の事件で服役していた男について、京都府警は28日午後、収監先の福岡刑務所で逮捕状を執行しました。山科警察署には28日夜遅く、身柄が到着するとみられます。
殺人などの疑いで逮捕されたのは、工藤会系の組員・田中幸雄容疑者です。この事件は2013年、「王将フードサービス」の当時の社長・大東隆行さんが射殺されたもので、現場近くで発見されたたばこの吸い殻に付いていたDNAの型が田中容疑者のものと一致。警察は、他の人物が持ち込んだ可能性がないことを確認するため、たばこの燃焼状況を鑑定するなど裏付け捜査を進めていました。
工藤会は一般市民や企業に対し、銃撃など凶暴な暴力行為を行ったとして、全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定されています。
――Q.なぜ今、逮捕に至ったんでしょうか。
事件発生からまもなく9年がたちます。直接的な証拠が見つからない中で、警察は地道な捜査を続けてきました。現場の周辺で発見されたたばこの吸い殻からは、2015年の時点で、すでに田中容疑者のものと一致するDNAの型が検出されていました。
その後、警察は、たばこが別の場所から持ち込まれた可能性などを排除するため、たばこの燃焼状況の鑑定を実施。事件当時の状況と同じ雨で湿った地面で消されたとの結果を得ました。
また、逃走用のバイクを盗むために使われたとみられる車は、工藤会が拠点とする九州で見つかりました。
こうした状況証拠をひとつひとつ積み上げ、この日の逮捕に至ったという形です。
――Q.亡くなった大東社長と田中容疑者との接点は?
田中容疑者と大東さんの接点は確認されておらず、捜査が続いています。田中容疑者に犯行を指示した別の人物がいるという可能性もあります。
今回の逮捕について、王将の渡辺社長は28日朝、取材に応じ、「突然のことだったので、まだ何も分からない。今後、何か詳細が分かり次第、報告したい」と話していました。
警察は田中容疑者の身柄を京都に移送したあと、犯行の背景などについて本格的に取り調べる方針です。
(2022年10月28日放送「news every.」より)
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