『ワクチン・検査パッケージ』当面停止 感染者3万人超“まん延防止”1都12県に(2022年1月18日)

『ワクチン・検査パッケージ』当面停止 感染者3万人超“まん延防止”1都12県に(2022年1月18日)

『ワクチン・検査パッケージ』当面停止 感染者3万人超“まん延防止”1都12県に(2022年1月18日)

全国の新型コロナ新規感染者は18日、3万2197人となりました。3万人を超えるのは初めてです。

岸田総理:「未知なるウイルスとの戦いですが、十分な備えをしたうえで、過度に恐れることなく、この状況を乗り越えていきたい」

岸田総理は、新たにまん延防止等重点措置を適用する方針を表明しました。18日新たに群馬と香川が要請し、1都3県と新潟、東海3県、九州の3県の合わせて13都県となりました。

期間は今月21日から来月13日までで、19日に専門家の意見を聞いたうえで、正式に決定する方針です。

岸田総理:「メリハリの効いた対策を講ずることで、感染者数の増加の抑制が必要。要請のあった区域で、まん延防止等重点措置適用の諮問を行うとの結論に至りました。その際、先般のまん延防止等重点措置の際に講じた、知事の判断による酒類提供停止などの対策強化を講じます」

飲食店への時短営業の要請など、具体的なことは各知事の判断となります。

東京都の新規感染者は5185人。5000人を超えたのは、去年8月21日以来です。重症者は17日より2人増えて7人。病床使用率は23.4%と悪化を続けています。

東京都・ 小池知事:「(Q.きょうの感染者数5000人を超えた受け止めと、重点措置内容について、酒類提供の制限も含めた今の検討状況は)後者の質問は今、調整中です。非常に感染が増えております。どうぞ基本を守って頂ければ。ワクチンの接種3回目の予約等々、できる方は着実に行って頂きたい」

まん延防止等重点措置の具体的内容については、明らかにしませんでした。

また、岸田総理は、行動制限の緩和に対する制度についても新たな考えを示しました。

岸田総理:「ワクチン・検査パッケージは当面、一時的に停止することを原則としつつ、知事の判断で、引き続き適用することも可能とします。また、先般追加した、対象者全員『検査』による制限緩和は継続します」

この制度は、まん延防止等重点措置などが適用された地域でも、ワクチンの2回接種などを条件に、飲食店やイベントの人数制限を緩和するものです。

しかし、2回接種していても、オミクロン株の感染例が相次いでいるため、原則一旦停止するとしています。

岸田総理:「ただ検査については、これは間違いなく、意味があると思っています。ワクチンの部分が、色々な議論がありますので、原則は一時停止いたしますが、知事の判断でこれを活用したいということならば、そういった考え方も尊重しなければいけない」

岸田総理に先立ち、埼玉県の大野知事は、パッケージの一旦停止について、考えを明らかにしていました。

埼玉県・大野知事:「(パッケージは)現時点では、飲食店やイベントに関する限りにおいては、経済との両立を図るための、最大の手段であると私は考えています。なお、代わりの措置として、何があるのかという話だが、私は新たな代替措置はないんだろうと思っています。どこから考えても、決して今回外すことはないんだろうと思うし、仮にそのような選択をされる時には、どのように経済活動を進めていくのかを、私は国に聞きたいと思います」

新規感染者が、東京を上回り、過去最多の5396人となった大阪府は、19日に兵庫・京都と協議し、まん延防止等重点措置の要請について判断するとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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