「一時より長期で守ってほしい」政府“電気・ガス代”9カ月で約4.5万円支援へ(2022年10月26日)

「一時より長期で守ってほしい」政府“電気・ガス代”9カ月で約4.5万円支援へ(2022年10月26日)

「一時より長期で守ってほしい」政府“電気・ガス代”9カ月で約4.5万円支援へ(2022年10月26日)

政府は、物価高対策を柱とする『総合経済対策』を週内にまとめる予定ですが、最大の目玉とされる“光熱費の引き下げ”について、26日に内容が明らかになりました。

それによりますと、家庭の電気料金は、1キロワットアワーあたり7円と約2割。

また、都市ガスは、1立方メートルあたり30円を支援する方針で、標準的な世帯で月900円の負担軽減となります。

期間は来年1月から9カ月間で、1世帯あたり総額4万5000円程度の支援となる見込みです。

東京都内のご家庭にお邪魔しました。

夫婦と子ども2人の4人家族。8月の電気代は、去年と比べて2000円ほど高くなりました。

今年から、こんな工夫を始めています。

母親:「炊飯器があるが、炊いたら(スイッチを)切っちゃって、混ぜたら(主電源を)すぐ切ります。(Q.主電源がオン・オフできる?)ポット、コーヒー、ご飯、トースター、全部終わったら切ります。

2階の寝室では…。

母親:「(Q.エアコンのプラグが外れている?)夏しか使わないので、抜いておいた方がいいのかな。(Q.冬場は?)使わないです。(Q.冬場に暖房なくて大丈夫?)パパがいれば暖かいので」

仮に政府の対策案が、このまま実施されるとどうなるのでしょうか。

こちらのお宅の場合は、電気使用量309キロワットアワーかける7円で、約2100円分引かれることになります。

母親:「大きい。助かります。助かりますが、一時なイメージ。ずっと続くなら助かるが、ひとまず9カ月なんですよね。一時に何かするよりかは、長期で全家庭を守っていただける形を取ってもらった方が良い」

これからが繁忙期だという入浴施設『極楽湯』では、直営の28店舗合わせて、前年より5000万円ほど光熱費が増えました。この5000万円は電気代、ガス代のみの光熱費です。水道代は含まれていません。

極楽湯・鈴木正守財務部長:「来館者が増えたことで、水道代・電気代・ガス代共にかなり増えている状況。お客様に転嫁せざるを得ない状況のなか(支援を)もらえるということは、値段を抑えていけるということ。大変ありがたいと思う」

先月、50円の値上げをしたばかり。これ以上の値上げは客離れにつながる不安もありました。

ただ、心配なのは、ガス代の支援が一部の企業に限られる可能性があるということ。現状維持か、値上げか、揺れています。

極楽湯・鈴木正守財務部長:「対象外となった場合は残念だが、やはりとても苦しい状況であれば、価格転嫁を検討したい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事