『“原則”26歳まで保存』家裁で「少年事件記録」の廃棄相次ぐ…なぜ?(2022年10月26日)
家庭裁判所での記録の廃棄が、次々と明らかになっています。
世間を震撼させた「少年A」の記録が、すべてなくなっていました。また、10年前、京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が死傷した事故。当時18歳の少年が起こした事故は、危険運転が厳罰化されるきっかけとなりましたが、この記録も廃棄されていたことがわかりました。
最高裁は、少年事件の記録の保存について、少年が26歳になるまでと定めていますが、社会的に影響が大きい事件などは『特別保存』として、永久的に保存するよう通達を出しています。全国では、保護と調査で合わせて35件、『特別保存』として保管されています。
なぜ、重大な事件が、漏れてしまったのでしょうか。
公文書管理に詳しい龍谷大学・福島至名誉教授:「原則=廃棄、例外=保存となっているから問題だと思う。保存を原則にしていけば、恐らくこういうことにならない。国民共有の知的資源の位置づけのもとに、ふさわしい取り扱いをすべき」
最高裁は、今後、事件記録の保存の在り方が適切だったかどうか、外部の有識者を交えて検証するとしています。
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