神戸の山中に流出恐れのある『違法盛り土』判明…撤去応じず行政代執行で費用5000万円(2022年10月26日)
神戸市内の山中に土砂が流出する恐れがある違法な盛り土が見つかり、兵庫県と神戸市が行政代執行に着手しました。
(記者リポート)
「こちらの土砂ですが、すべて違法に運び込まれたもので、約30mの高さまで積みあげられています」
神戸市北区の山中で見つかった盛り土。兵庫県によりますと、土地の所有者ではない65歳の男性が、遅くとも2005年ごろから、県などの許可を受けずに違法に残土を運び込んでいたとみられています。
去年7月に静岡県熱海市での土石流災害を受けて兵庫県が調査した結果、盛り土が近くの住宅や国道まで流れ出す恐れがあることが判明。県は男性に対して再三にわたり盛土の撤去などを指導・命令しましたが応じなかったことから、今年10月26日に行政代執行に着手しました。
(神戸県民センター神戸土木事務所 八木下徹所長)
「下流側に国道と人家があるということで、本日、安全確保のための代執行を行います」
今後、約4か月かけて土砂の流出を予防する工事を行い、費用の約5000万円は男性に請求するということです。
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