【感謝状】身投げ寸前の女性を“チームプレイ”で救助 ラグビー部員の高校生5人
歩道橋から飛び降りようとしていた人を、5人の高校生が救出し、警察から感謝状が贈られました。とっさにチームプレイをとった5人は、ラグビー部員でした。
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西武台高等学校3年 工藤諒真さん(18)
「このみんながいなかったら、自分も走って行けなかったと思うし、とっさに走って向かいました」
25日に話を聞いたのは、埼玉県新座市にある私立西武台高校の生徒たちです。ラグビー部に所属する高校2年生から3年生の5人組です。21日、このラグビー部員の5人がとったというチームプレーでの行動に、警察から感謝状が贈られました。どのように救出したのでしょうか?
救出劇の舞台は、高校近くの国道にかかる歩道橋でした。9月10日午後7時ごろ、5人は部活動を終え、自転車で帰宅しようと駐輪場へ向かいました。するとその時、すぐ近くに見える歩道橋の柵に足をかけ、飛び降りて自殺しようとしていた80代の女性を見つけたといいます。
部員の菊池晃成さん(18)が「待って。何やってんの、あの人」と叫ぶと、5人は一斉に歩道橋へ駆け出しました。「ラグビーでも真っ先に相手を止めに行く」という工藤諒真さん(18)さんが、素早く歩道橋の階段へ。他の部員たちも、後を追いました。
身長が高く、ラグビーでは空中でボールを受け取る役割の堀江圭吾さん(18)は他の部員の行動を見て、女性が万が一飛び降りたとしても受け止められるよう、歩道橋の下で待機しました。
そして、女性の元に駆けつけた部員たちは「何してるんですか? 大丈夫ですか!」と声をかけたといいます。
すると、女性は柵にかけていた足を戻して、うつむきながら、何度も部員たちに謝っていたといいます。
西武台高等学校3年 工藤諒真さん(18)
「うつむきながらずっと、ごめんなさい、ごめんなさいって言っていました」
その後、部員たちは女性を歩道橋の下まで連れて行き、警察へ通報しました。警察が来るまで、見守っていたということです。5人のラグビー部員は部活動で培った連携を生かして、女性を救出しました。
西武台高等学校3年 井上海凛さん(17)
「目の前で救える命は、1つでも多く救っていきたいというのは、ラグビー部の目標である『感謝でき、応援される人間になる』というところで当てはまるのかなと」
西武台高等学校2年 伊藤耕一郎さん(17)
「みんなで行かなきゃという気持ちの方が強かったので、そこはチームプレーとして頑張りました」
(2022年10月25日放送「news every.」より)
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