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ロシア軍が「ダムに爆破物」?大規模撤退の“言い訳作り”か(2022年10月22日)
ロシアが一方的に併合した、ウクライナ・ヘルソン州。ウクライナ軍の反転攻勢で、ロシア軍は、大規模撤退の動きを見せるほどまでに、追い込まれています。そして今、今後の戦局を左右する場所となっているのが、ダムです。
(ウクライナ・ゼレンスキー大統領 20日)
『ロシアのテロリストがカホフカ水力発電所に爆発物を設置したとの情報がある』
3月からロシア軍に占領されているカホフカ水力発電所。このダムが破壊されると、80の集落が水没し、大規模な被害が発生すると指摘されています。
一方のロシアは、「ウクライナ側がカホフカ水力発電所にミサイル攻撃をしようとしている」として、周辺住民を避難させ始めました。
(防衛省防衛研究所・兵頭慎治 政策研究部長)
『ロシア側が「ウクライナが攻撃した」と称して“偽旗作戦”を行い、自らダムを破壊するのではないかとの見方が強まっている。ロシア国内向けには「ダムが決壊して洪水が起きたから、やむを得ずロシア軍が撤退することになった」と説明する可能性があるのではないか』
ハルキウ州でも、ロシア軍がダムを破壊しようとしていた痕跡が見つかっています。しかし、今回のダムは、ロシアが8年前に一方的に併合したクリミア半島の貴重な水源にもなっています。
(防衛省防衛研究所・兵頭慎治 政策研究部長)
『ダムを破壊するとなった場合、ロシア側がどの程度の破壊を行うのか、あるいは水の問題があるので、ダムの攻撃まで決断することができないのか、注目される』
■ウクライナ“奪還”の街…いまも爆撃が
およそ7カ月ぶりに、ウクライナ軍が取り戻したヘルソン州の街を、ジャーナリストのクレ・カオルさんが取材しました。
(クレ・カオルさん)
『村のインターネットの復旧作業をしています』
(ウクライナが奪還した地域の住民)
『ここは何もないですよ。ネット接続もできないし、電気もない。ガスもない』
(クレ・カオルさん)
『今まで取材した解放された地域の中で、(インフラが)復旧したところはなかった』
ウクライナ側が発行した情報紙を配る女性がいました。
(情報紙を配る女性)
『ロシアの占領中は、公正なニュースが手に入らなかったので。「ロシアの暮らしは素晴らしいからロシアに併合してもらおう」みたいな情報しかなかった』
そして、ロシアがヘルソン州を併合する根拠となっている住民投票について聞いてみました。
(ウクライナが奪還した地域の住民)
『「投票したくないなら、代わりに他の誰かが投票するから」と言われた。選挙の担当者が、投票箱を持って各家庭を訪問しているところだったが、ロシアは100%に近い同意を得たと発表しました。この村で投票した人は、ほとんどいなかったのに』
奪還したとはいいますが…
(ウクライナが奪還した地域の住民)
『爆撃機が落とした爆弾ですね。大きな穴ができ、周辺の家の窓は全て吹っ飛びました』
最近落とされたもので、まだ安心はできないといいます。
寒さが厳しくなる冬へ向け、家の修理を急ぐ人も。こちらの家では、屋根が吹き飛ばされていました。
(ウクライナが奪還した地域の住民)
『(ロシア占領中は)小麦粉も穀物もずっと何もなかった。ロシアはほとんど何もしてくれませんでした』
■戒厳令で強まる“監視” 意外な現象も
プーチン大統領は20日、一方的に併合した4州に「戒厳令」を導入、財産の接収などが“合法”になりました。街ではどんな変化が起きたのか?ロシア軍が占領するザポリージャ州メリトポリの住民に、素性を明かさない条件で、話を聞くことができました。
(ロシア軍占領地域の住民)
『これからのことを考えると、ゾッとします。動員は男性たちが一番恐れていることで、「必要があれば車などを押収する」と既に警告されています』
これは、街中の撮影にも監視の目が光る中で、男性が撮影した映像です。ロシア軍を示す「Z」や「V」の文字が目立ちます。
(ロシア軍占領地域の住民)
『交差点にはロシア軍兵士が立っていて、パトロールも増えました。より徹底的に、車や身分証をチェックされるようになっています』
一方で、意外な現象も…
(ロシア軍占領地域の住民)
『これまでのように野菜や果物をウクライナ方面に輸送できなくなり、市場はモノで溢れかえるようになりました。値段もかなり安いです』
住民の半数はウクライナを支持していると言いますが、ウクライナ語での会話は避けるなど、おびえた生活を余儀なくされています。
(ロシア軍占領地域の住民)
『どこか遠くに避難するためのお金もありません。今より安全な場所を見つけて メリトポリをサポートしたい』
サタデーステーション 10月22日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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