「私たちは勝ちます」ウクライナ議員団が関西を訪問…単独取材で“過酷な現状”語る(2022年10月21日)
ロシアの軍事侵攻が始まって以降初めて日本を訪れているウクライナの国会議員が、関西を訪れています。
10月20日に神戸学院大学を訪れたのは、ウクライナの国会にあたる最高議会の議員たちです。戦禍を逃れて来日したウクライナ人の客員教授の講義に参加。ウクライナの現状を伝えるとともに学生からの質問に「○・×」で答えました。
(議員たち)
「(Q戦争は2年以内に終わると思いますか?)○」
ウクライナでは10月に入りロシア軍による攻撃で発電所などへの被害が深刻化。今回議員団は、これまでの支援に感謝を伝え、より一層の協力を求めるために来日しました。
議員団の代表を務めるミハイリューク議員(34)と、ジェレズニヤク議員(31)が10月20日夜にMBSの単独取材に応じました。
(ウクライナ ミハイリューク議員)
「ウクライナの冬はマイナス10℃、マイナス15℃です。暖房、水や電力もなく、携帯電話を充電することもできません。命にかかわります。(ロシアは停電を起こすことで)市民を追い出そうとしている」
ジェレズニヤク議員は、先日ロシアが一方的に「併合」を宣言した激戦地のドネツク州マリウポリ出身です。
(ウクライナ ジェレズニヤク議員)
「20万人がマリウポリから逃げ、正確な人数は分からないですが3~4万人以上が殺されました。(マリウポリから逃げのびた)甥は今でも、誰かがドアを大きな音で閉めただけで『攻撃の音?』と聞きます」
2人はこれまでの日本の支援に感謝を述べ「なるべく早く勝利を掴むために、全力を尽くす」と話しました。
(ウクライナ ジェレズニヤク議員)
「まずは支援をありがとうございます。諸外国からの金銭的な支援があるおかげで、医師などへの給与を支払えたり、市民を助けたりできています。とても重要なことです」
(ウクライナ ミハイリューク議員)
「私たちは勝ちます。民主主義は独裁に勝たなければなりません」
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