辞意表明の英・トラス首相 「後任選び」は短縮日程 1週間で党首選を終える予定｜TBS NEWS DIG
きのう辞意を表明したイギリスのトラス首相。焦点は、早くも来週行われる後任の首相を決める「党首選挙」です。ロンドンから中継です。
あちらの通称「ナンバー10」、首相官邸の前で、トラス首相は辞意を表明する会見を行いました。イギリスは今年3人目の首相が官邸に入ることになる、異例の政治的混乱に直面しています。
イギリス トラス首相
「国王陛下に保守党の党首を辞任することをお伝えしました」
辞任発表の5時間後、後任選びの日程が発表されました。前回は党首選まで2か月もかかったのですが、現在、保守党は数々の混乱で信頼を失い、世論調査では最大野党・労働党に大差をつけられていて、政治空白を短くするためにも1週間で党首選を終える予定です。
出馬が取りざたされているのは、前回、最終決戦で敗れたスナク元財務相やモーダント元国防相、そしてジョンソン前首相などですが、出馬には100人以上の議員推薦が必要なため、立候補者は最大3人となります。
届け出は24日に締め切られ、議員投票などを経て28日までに結果が出る予定ですが、インフレが続く中、国政の混乱が続けば、それだけ国民生活への打撃が大きくなることになります。
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