米バイデン大統領就任1年 支持率低迷で支持者からも不満【現場から、】

米バイデン大統領就任1年 支持率低迷で支持者からも不満【現場から、】

米バイデン大統領就任1年 支持率低迷で支持者からも不満【現場から、】

「現場から、」です。アメリカのバイデン大統領の就任から20日で1年となります。支持率は低下傾向にありますが、ここに来て身内の民主党支持者からも不満の声があがり始めています。

共和党 トランプ前大統領
 「ありがとうアリゾナ、ありがとう!」

 トランプ前大統領が西部アリゾナ州で今年初めての集会を開いた先週土曜日。アリゾナ州の別の場所では与党・民主党の支持者らによるデモが行われていました。

記者
 「現在、民主党の支持者らが投票に関する法案の成立を訴えています」

 「投票権擁護法の成立を!」

 訴えているのは、投票権擁護法案の成立。郵便投票をしやすくしたり投票日を休日にしたりするもので、バイデン政権が最重要課題の1つと位置づける法案です。ただ、成立すれば、民主党支持者の多い人種的少数派の投票が増えるとみられ、野党・共和党が強く反発しています。

バイデン大統領
 「私は屈しないし、ひるまない。国内外のあらゆる敵から投票権と民主主義を守る」

 バイデン大統領は議会への働きかけを続けていますが、成立のメドは全く見えていません。成果を得られない現状に、支持者の期待は不満に変わりつつあります。

デモ参加者
 「投票の権利について、バイデン氏はもっとうまく向き合えると思います。全国で誰もが投票できるようにすべきです」
 「投票権改革は必要です。大統領ができることは限られますけどね」

 バイデン大統領が就任して1年。新型コロナのワクチン接種を進め経済回復などの成果がありましたが、アフガニスタンからの撤退を巡る混乱や、国境の不法移民への対策、さらには物価上昇やオミクロン株の拡大などの対応で批判を浴びました。支持率は徐々に低下し、最近では41%にまで落ち込んでいます。世論調査でも民主党員の支持率もおよそ1年で14%も低下しました。

デモ参加者
 「バイデンは少しは良いことをやったけど、全体的に見ると十分ではないですね」
 「(バイデン政権は)ひどいと思います。社会問題や気候変動で成果がない。しゃべるばかりで何も前進がない」

 こうした中、投票権の拡大は、民主党やバイデン政権にとって死活的な問題です。今年秋の中間選挙を前に、主に共和党が優勢な19の州では期日前投票の本人確認を厳しくするといった法改正が行われ、民主党支持層の投票機会が制限される懸念も出ているのです。

民主党支持者
 「中間選挙は厳しい選挙になると思います。特に投票法が成立しなければ厳しいですね」

バイデン大統領
 「投票権擁護法案が採決される時が、アメリカの歴史の転換点になるだろう。民主主義か専制主義か、光か影か、正義か不正義かを選ぶのだ」

 「政権への通信簿」とされる中間選挙まで、あと9か月あまり。形勢を立て直すことはできるのでしょうか。(18日10:12)

#米バイデン大統領就任1年
▼TBS NEWS 公式サイト
https://ift.tt/2y6bits

▼TBS NEWS 公式SNS
◇Twitter  https://twitter.com/tbs_news?s=20
◇Facebook  https://ift.tt/2VflSsE
◇note  https://ift.tt/30olhtH
◇TikTok  https://ift.tt/2QWJ2mU
◇instagram  https://ift.tt/37U0yyO

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/3dTQfiR

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/3lTCFzh

TBS NEWSカテゴリの最新記事