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最後の更新は「4月23日14時6分」不明者が残した記録 知床観光船事故まもなく半年(2022年10月20日)
北海道の知床沖で観光船が沈没した事故から、まもなく半年が経ちますが、今も6人が行方不明となっています。
行方が分かっていないうちの1人、小柳宝大さん(34)。実家のカレンダーは4月のまま。時計の針も『KAZU I』と連絡が途絶えた時刻で止められていました。
小柳宝大さんの父親:「息子のお骨の一部でも見つかれば、カレンダーも先に、時計も先に進めることができるけど、何も見つからない状態だから進めたくない。進める気持ちがやっぱり出ないんですね」
小柳宝大さんはリンガーハットで働いていて、5年前からカンボジアに赴任。久しぶりの帰国で、北海道旅行を楽しんでいました。
この半年で、小柳さんが『KAZU I』に持ち込んだ数々の品が、海上保安庁から返却されています。
小柳宝大さんの父親:「今回の知床のために購入していった。『写真いっぱい撮ってくるね』って、朝メールがきていました」
今月になって、ようやく画像データが家族のもとに帰ってきました。
4月23日。『KAZU I』が沈没した当日に撮影された写真です。
11時22分、カシュニの滝から離れる『KAZU I』船尾からの1枚。これが、最後の写真となりました。
海保に最初の通報が入るのは、この2時間後です。
小柳宝大さんの父親:「(Q.普通で考えたらこの後も写真を撮っていますよね)この勢いだったら相当数、撮っているはずなんです。解析が遅れたから、ボロボロになって解析できなかったのか」
撮影データの入ったSDカードは、沈没から4カ月以上経って、ようやく海保から返却されました。
ところが、肝心のデータ解析は行なわなかったとみられ、今度は、国の運輸安全委員会が提出を求めてきたのです。
何が写っていたのか、家族に示されたのは今月に入ってからでした。
20日夕方、解析が続けられていた残りのSDカードが届きました。
結果は「データにアクセスできない状態と推測」とのこと。
ただ、最後に更新があったのは4月23日、14時6分。動画だったことが分かりました。
沈みゆく『KAZU I』の中で、小柳さんは何かを残そうとした可能性があります。
運輸安全委員会にかけあったところ「可能性は低いが、解析を続けてみる」との返答を得ました。
小柳宝大さんの父親:「(Q.最初に担当した海保でちゃんと対応してもらえたら)『これだけ破損がひどくなっているからですね』と。もっと早くやってもらいたかったです」
沈没から半年を前に、20日夜、被害者の家族がオンラインで初めて、合同会見を開きました。
乗客の家族:「被害者家族も人生を根こそぎ奪われました」「会社にばかり責任を押し付けて、本来、会社を監督しなければならない、国の責任を忘れてはいけない」
小柳さんの父親は、じっと被害者家族の声に、耳を傾けていました。
小柳宝大さんの父親:「やっぱり桂田(社長)および政府の考え・対応、ちょっとでも多くの方に分かっていただいて、現状が全然動かないから、すべて行き詰まっている、家族側は」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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