一時1ドル=150円台 家計負担は8.6万円増加? 数時間“銭単位”の攻防戦も…|TBS NEWS DIG

一時1ドル=150円台 家計負担は8.6万円増加? 数時間“銭単位”の攻防戦も…|TBS NEWS DIG

一時1ドル=150円台 家計負担は8.6万円増加? 数時間“銭単位”の攻防戦も…|TBS NEWS DIG

円安が止まりません。きょう、円相場は大台の1ドル=150円台をつけました。円安はさらなる円安を呼び、物価の値上がりで、年間8万6000円、家計負担が増えるという試算も出ています。

記者
「1ドル=150円です。150円をつけました」

きょう夕方、円相場は32年ぶりに1ドル=150円台をつけました。

鈴木俊一財務大臣
「これからも細かくですね、緊張感を持って動向をしっかりと見ていきたいとそう思ってます」

Q.今(為替)介入が必要なタイミングでしょうか?
鈴木俊一財務大臣
「・・・」

150円をつける直前、市場ではかつてない緊張が…

記者
「149円98銭台で推移しています。いま、97銭台に戻りました。これまで見たことないくらい細かい値動きです」

150円の“防衛ライン”を目前に“銭単位”での攻防が数時間にわたって続いたのです。

三菱UFJ銀行 井野鉄兵チーフアナリスト
「かなりギリギリのところ、150円手前のギリギリのところで止まるということが起きていて、相当(市場も政府も)150円が意識をされていた」

150円を突破された直後、為替介入を指揮する財務省は…

神田眞人財務官
「我々は必要な行動を取れる態勢が常にできている」

Q.円買い介入の原資はある?
神田眞人財務官
「それは無限にあると思っています」

介入は無限にできると示唆し、強がった神田財務官。

ただ、もっと深刻な問題は過去最大まで膨らんだ日本の貿易赤字です。円安や原油高により、半年間の貿易赤字は11兆円にまで。貿易赤字が拡大すると、企業は支払いにあてるドルを調達するために円を売る必要が出てきます。つまり、円安がさらなる円安を呼ぶ、悪循環に陥っています。

そして、最も気になるのは生活への影響です。1ドル=150円が続くと物価上昇などにより、家計負担は年間8万6000円増えるという試算もあります。

さらに、円安による物価上昇は来年まで続くという指摘も…

三菱UFJ銀行 井野鉄兵チーフアナリスト
「(物価の値上がりは)年内さらに円安になると、その影響はその先、来年にかけても出てくる」

政府・日銀が効果的な対策を打ち出せなければ、年内に1ドル=155円、160円まで進むという見方が市場では広がっています。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/NB9k4VI

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/8JPmXru

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/Sd4H09Z

TBS NEWSカテゴリの最新記事