【旅行支援】東京・老舗ホテル「7割」割引…“間に合わない宿”続々 混乱の原因は…(2022年10月19日)

【旅行支援】東京・老舗ホテル「7割」割引…“間に合わない宿”続々 混乱の原因は…(2022年10月19日)

【旅行支援】東京・老舗ホテル「7割」割引…“間に合わない宿”続々 混乱の原因は…(2022年10月19日)

 全国で始まっている「旅行支援」がいよいよ20日から東京でも始まります。「実質90%割引」となるお得なプランも登場する一方で、20日の開始に間に合わない宿が続々と出ています。

 いよいよ20日からですが、皆さんご存じでしょうか。

 46道府県で始まっていた「全国旅行支援」。いよいよ20日から東京も仲間入りです。

 老舗ホテルも心待ちにしていました。

 ホテル椿山荘東京マーケティング課・園部咲乃マネージャー:「より多くのお客さまにご利用頂ける機会としては、私どもホテル椿山荘東京も大変うれしく思っています」

 オーロラと雲海が庭園を彩る幻想的な景色。

 色鮮やかな前菜やサーロインのグリルなど料理も売りの創業70年の老舗ホテル。

 一体どれくらい安くなるかというと、ガーデンビューの部屋は通常なら朝食と夕食が付いて1人あたり6万円ほどですが、それが70周年記念のホテル独自の割り引きで3万5000円に。

 全国旅行支援となれば平日、実質2万7000円に。

 さらに都民なら都民割が適用され、5000円が引かれるため実質2万円ほどで満喫できます。

 いよいよ20日からと期待が高まるところですが、間に合わない宿が相次いでいます。一体なぜなのでしょうか。

 ホテル椿山荘東京マーケティング課・園部咲乃マネージャー:「予約を受け入れる体制などを整えるためにも少し期間は必要。今月24日からの予約にしました」

 ホテルの配分の部屋数が決まったのは20日のこと。予約受け入れの準備や告知期間などを考慮し、来週スタートとしました。

 ホテル椿山荘東京マーケティング課・園部咲乃マネージャー:「お客様から『いつの販売になるか』という問い合わせに正式に答えられなかった。少し心苦しく思っていました」

 こちらも対応に追われています。

 東京・麻布十番にある大型シアターが部屋で満喫できるホテル。

 実質1000円ちょっとで泊まれるプランもあります。

 例えば2名1室で1人あたり1万2000円の部屋なら、都民割が適用されれば5000円引きで7000円に。さらに全国旅行支援が適用されれば4割引かれ、4200円に。

 そこにクーポン3000円分が付き、90%引きの1200円になります。

 太っ腹すぎるプラン。ただ、20日からのスタートは不透明です。

 THE LIVELY東京麻布十番・保坂憲司支配人:「事務局(東京都)の方から審査が承認されたという連絡が来ていない」

 こちらの理由は都からの審査が承認されていないからです。

 ホテルは20日の受け付け開始まで都の返信を待つほかありません。

 THE LIVELY東京麻布十番・保坂憲司支配人:「多くの客が心待ちにしている事業。期待を裏切らないように準備していきたい」

 そもそも11日の開始に間に合わないとして46道府県より遅らせた東京都。なぜ対応は遅れたのでしょうか。

 都の担当者:「鋭意審査はしているが日々、申請が来ている状況。きのう、きょう申請が来たものを翌日にすぐ承認を出すのは難しい」

 航空・旅行アナリスト、鳥海高太郎氏:「宿泊施設の数も他のエリアに比べて圧倒的に多くなる。地方から東京、首都圏から東京もかなりの数の利用者が見込まれるなかで、どういう売り方をしていいいか、なかなか東京都から情報が下りてこない。スケジュール感に無理があった」

 そして、まだ混乱が続く可能性もあるとしています。

 航空・旅行アナリスト、鳥海高太郎氏:「ホテル、旅館の現場が混乱する可能性が高い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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