「軍事施設無くなぜここが…」ドローン攻撃されたキーウをクレ・カオルさんが現地取材(2022年10月19日)

「軍事施設無くなぜここが…」ドローン攻撃されたキーウをクレ・カオルさんが現地取材(2022年10月19日)

「軍事施設無くなぜここが…」ドローン攻撃されたキーウをクレ・カオルさんが現地取材(2022年10月19日)

ドローンによる攻撃で住宅街などが破壊されたウクライナの首都キーウ。ウクライナで取材を続ける香港出身ジャーナリストのクレ・カオルさんが現地の現状を伝えてくれました。

 ロシアによる攻撃が続くウクライナの首都キーウ。10月17日にはドローンによる攻撃でキーウの住宅街などが破壊され、10月18日もインフラ施設などが攻撃を受けました。ゼレンスキー大統領は10月10日以降の攻撃で国内の発電所の30%が破壊されたと発表。大規模な停電が各地で起きているとして節電を呼びかけています。

 ロシアに併合されたウクライナ東部や南部の州で取材を続けていた香港出身のジャーナリストのクレ・カオルさん。急遽キーウに向かい現状を伝えてくれました。

 (クレ・カオルさん 10月18日)
 「いたるところに壊された車などがまだ残っています。すでに1日経ちましたが、救助作業も終わりまして、壊されたビルの撤去作業をしているところです。この近くには軍事施設などが全く無く、なぜここが攻撃されたのかまだ不明です。先ほど市民からもらった情報なんですけど、5人の方が亡くなってしまったようです。この場所はキーウ中央駅に近いところですので、この攻撃のときには多くの市民が襲撃された場面も目にしたとみられています」

 破壊された建物の近くには…。

 (クレ・カオルさん 10月18日)
 「道路沿いには、攻撃を受けたであろう家族の写真が燃やされた状態で放置されています」

 突然の攻撃に見舞われ住民はロシアへの恐怖と怒りをあらわにしています。

 (近くに住む人)
 「とても恐ろしいです。音がすごく怖かったです」
 「ロシアはテロリストだ」
 「みんな知るべきです」

 (近くに住む人)「これは戦争だけどルールのない戦争だ。ロシアは戦地で勝てないからテロリストのように市民を襲っているんだ」
 (クレ・カオルさん)「キーウから逃げないの?」
 (近くに住む人)「逃げないよ。ここにいるよ。ロシアがどこかへ行くべきだ」

 今回の攻撃で使われたのが『自爆ドローン』です。これについてウクライナのゼレンスキー大統領は次のように述べました。

 (ウクライナ ゼレンスキー大統領 10月17日)
 「キーウにおいてロシア軍はイランのドローンで集合住宅を狙い若い家族を殺した」

 一方でイラン側はドローンの供与を否定しています。

 (イラン外務省報道官 10月17日)
 「イランはどちら側にもいかなる武器も輸出していない」

 ただアメリカはイランの主張を批判しています。

 (ホワイトハウス ジャンピエール報道官 10月17日)
 「イランのドローンによるとみられる攻撃がキーウ中心部でありましたが、それでもイランはうそを言い続けています」

 またジャンピエール報道官は「ロシアが軍と民間の両方の標的にこうしたドローンを用いた証拠がたくさんある」と強調しました。

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