公明・山口代表 参院選巡り「自民の取り組み遅れは残念」
夏の参議院選挙をめぐり自民党と公明党の選挙協力に向けた調整が難航し、公明党が選挙協力の見送りを検討する事態となっています。公明党の山口代表は１７日、「取り組みが遅れているのは残念だ」と述べました。
公明党は、夏の参院選に向けた自民党との選挙協力で候補を擁立する７つの選挙区のうち、埼玉や兵庫など５つの選挙区で自民党の推薦を求めています。前回２０１９年に行われた参院選では、前の年の１２月の時点で自公で選挙協力を行う方針で合意していましたが、今回の選挙では自民党との調整が難航していて、１７日時点で合意に至っていません。
公明党 山口那津男代表
「自民党の状況が遅れているのは残念ではありますけれども、我が党がそれを、そうしたことを踏まえて、自分自身の取り組み、これをしっかりやっていくということが今、最も重要なことだと思います」
公明党の関係者によりますと、山口代表は１５日に行った党の地方組織の幹部との会合で、「相互推薦の調整が難航している」と説明した上で、参院選では自民党の候補者への選挙協力の見送りを検討していることを明らかにしていました。
一方、自民党の茂木幹事長は「参院選の準備が若干ずれ込んでいる状況」だとしたうえで、公明党が求める５つの選挙区での推薦については、地元の県連との「調整を加速している」と述べました。（17日21:30）
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