「神戸ビーフ食べられる」円安で旅行“グレードアップ”…京都に再び“外国人観光客”(2022年10月18日)

「神戸ビーフ食べられる」円安で旅行“グレードアップ”…京都に再び“外国人観光客”(2022年10月18日)

「神戸ビーフ食べられる」円安で旅行“グレードアップ”…京都に再び“外国人観光客”(2022年10月18日)

 日本を訪れる外国人観光客が増え始めるなか、京都では、円安を生かして“体験”のグレードアップを楽しむ人たちでにぎわいました。

■“円安”で「神戸ビーフ食べられる」

 和服姿でダンスをする、3人のインドネシア人女性。踊っている場所は、京都・清水寺の仁王門前です。

 日本を代表する観光地・京都に、外国人観光客の姿が戻りつつあります。

 彼らの旅を後押ししているのが、「日本の円安」です。外国為替市場では、18日午前5時ごろに一時1ドル149円台まで下落するなど、記録的な円安が続いています。

 マレーシア人観光客:「京都の抹茶は非常に濃厚だし、うどんなどの麺類はマレーシアにはないおいしさ。大阪で食べたいのは、お好み焼き。それに、たこ焼きも。それから神戸ビーフ」「円安で良かった」「おかけで、神戸ビーフが食べられる」

■お座敷遊びも“グレードアップ”

 この円安効果で、旅を予定よりも豪華な内容にグレードアップする外国人観光客が今、増えているというのです。

 舞妓さんとのお座敷遊びを楽しんでいたのは、およそ30人からなるイスラエルの団体客。茶道体験では舞妓さんを手本に、日本のわびさびを体験していました。

 この施設では、個人客の場合、舞妓さんに近い席ほど料金が高くなるシステムになっていますが…。

 日本文化体験 庵an京都・木村沙織さん:「(外国人観光客からの予約で)『前の席にして下さい』という申し込みをもらっている。そういった席の料金ですと、1000円~2000円ほどの違いなので。円安のことで、もしかすると補えるという考えかもしれない」

■「予約増えた」規制緩和&円安も影響

 円安で浮いた旅行資金を使って楽しむリッチな旅。早朝から嵐山の竹林で写真を撮っていたアメリカ人男性は、宿泊施設や移動手段をグレードアップしています。

 アメリカ人観光客:「円安のおかげで、ホテルをグレードアップしたし、高級なレストランで食事できる。どこへ行くのも、タクシーを貸し切りにしている。小さい子ども連れだと、予定が組めないので、助かっている」

 3年前から日本に住んでいて、先週、母親を来日させたアメリカ人女性も、日本文化をより深く体験できる、京都の町家に宿を変更していました。

 アメリカ人母娘:「素敵な町家に宿泊してる。これほどレートが有利でなければ、もっと安い所に泊まっていた。でも、母が日本は初めてなので、特別なご褒美です。とても素敵な家で、母は畳の上で寝ることや、美しい庭園、大きな湯舟といったことを経験できてる。良かった」「すべて素晴らしいです。感動」

 築110年以上の町家が立ち並ぶ路地一帯を宿泊できるように改修した施設では、朝食・夕食付きで、平均1泊10万円以上しますが…。

 Nazuna 京都 椿通・隅田光佐支配人:「規制緩和も、円安も影響して、(予約が)かなり増えたという印象です。来年2月、3月に晴れて、海外のお客様が戻ってきた際には、海外のお客様にも満足して頂けるようなサービスというのを今、準備して進めていきたい」

■日本で“新ビジネス”始める外国人も

 さらには、豪華な旅を楽しむ外国人観光客を取り込もうと、日本で新たなビジネスを始める外国人もいます。

 来日した親戚と京都の町を散策するシンガポール人の4人組。この男性の家族が、来年春に日本で開業するのが…。

 シンガポール人観光客:「僕の家族が、京都の祇園にホテルを建設しています。現在、祇園で建設中です」

 一族が経営する会社が、観光客に人気の祇園や清水寺まで歩いて行ける好立地の場所に、5階建て全31室のホテルを建設中だといいます。

 シンガポール人観光客:「広い部屋です。ファミリーや長期滞在向けでリフレッシュできます。部屋には、個人専用のサウナが付いているし、庭も付いています。京都は美しい町だから、美しいホテルを建てるんです」

(「グッド!モーニング」2022年10月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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