専門家「流行起こる前に接種を」コロナ・インフル“同時接種”安全性に問題なし(2022年10月17日)

専門家「流行起こる前に接種を」コロナ・インフル“同時接種”安全性に問題なし(2022年10月17日)

専門家「流行起こる前に接種を」コロナ・インフル“同時接種”安全性に問題なし(2022年10月17日)

受付:「体温を測ります」

まずは、受付で検温。そして、医師による問診を受けます。
医師:「体調は悪くないですかね。アレルギーは出たことありますか」
女性:「ないです」
こちらは『伊藤忠商事』で行われているインフルエンザの予防接種。
看護師:「(注射)はい、おつかれさまです」

無事に終わりましたが、この女性、しばらくすると、再び、接種会場にやってきました。
女性:「今度は、コロナのワクチンを接種しに行きます」
インフルに次いで、今度は、新型コロナのワクチンを接種するというのです。

伊藤忠商事では、17日から新型コロナとインフルエンザワクチンを1日の間にそれぞれ打つ、同時接種を始めました。右腕に注射をした女性。今度は、反対の左腕を出します。
医師:「(注射)おつかれさまでした」
同時接種した西尾真美香さん:「最初はすごく悩みました。私自身が採用担当の仕事をしているので、来年の採用に向けて、家族のイベントや面接で、対面で学生と接する機会が増えて来るので、打とうと決めました」

今回の新型コロナとインフルの同時接種は、7月に行われた国の審議会で議論され、安全性に問題がないとして、実施が可能となりました。
伊藤忠商事人事・総務部ワクチンリーダー・石津顕太郎さん:「この会社・ビルに来られる外国籍の方や、お客さまの往来自体が増えているので、こういった機会を提供して、安心してもらいたい」

同時接種に関して、気になること。それは、「副反応」がどの程度出るかです。
大阪大学医学部・忽那賢志教授:「それぞれ打ったところが腫れるようになるし、発熱が起こる頻度も高くなる。同時に打つことで、予期せぬ副反応が起こることはないので、熱とか頭痛とか、どっちが原因かは厳密にはわかりませんが、それほど強い症状であることは少ないと思います」

17日の新型コロナの新規感染者は、全国で1万5372人。東京都は1588人と、6日連続で、前の週の同じ曜日を上回っていて、“下げ止まり”の状況となっています。その東京都では、17日、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、専門家らを交えた対策会議が行われました。
大阪大学医学部・忽那賢志教授:「大事なのは、流行が起こる前に、どちらもワクチンを打っておくこと。同時に打つか、間隔を空けて打つか。それぞれの人の判断でいいのかなと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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