中国GDP好調も くすぶる恒大問題と個人消費停滞

中国GDP好調も くすぶる恒大問題と個人消費停滞

中国GDP好調も くすぶる恒大問題と個人消費停滞

中国の2021年のGDPの実質成長率は、前の年に比べてプラス8.1%になりました。好調のようにも見えますが、中国国内の現場の取材で見えてきた課題とは。

記者
 「ビルの手すりにつかまって恒大に向かって訴えています。非常に危険な状況です」

 抗議しているのは、経営危機に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」の金融商品を購入した個人投資家たちです。去年の年末に恒大が商品の返済方法を変更したことから、50人以上が恒大のビルの前に詰めかけました。

投資家
 「いつも『共同富裕』と言っているが、これが『共同富裕』なの?これでは『共同貧困』になってしまうわ」

 金融商品は、どのように販売されたのでしょうか。

投資家
 「(米国『フォーチュン誌』の)世界500強ランキングに入る会社で実力があると言っていたので信用しました。投資マネージャーは『100%安心しなさい』『100%返す』と言ったんです」

 購入した女性(68)は夫との老後の資金のために日本円で5000万円以上を投資しましたが、返済のめどはたっていません。

投資家
 「一方的に契約違反をすることは受け入れられない」

 きょう発表された中国の去年のGDP(国内総生産)の実質成長率は前年比でプラス8.1%。しかし、恒大の経営危機も影響したのか、不動産投資などが冷え込み、去年10月から12月までの成長率は前の期からさらに鈍化。中国経済の減速が鮮明となっています。

 「中国のハワイ」とも言われる南部の海南島。人気の観光地にも恒大の問題が。

記者
 「取り壊しの対象でしょうか。未完成の建物が多く建っています」

 野ざらしのままの建物に、工事関係者の姿はありません。ここは、恒大が3兆円かけて手掛けたリゾート「海花島」。東京ドームおよそ170個分の土地を埋め立てて造った人工島の居住エリアの一部の建物が違法に建築許可を得ていたなどとして、地元当局が取り壊しを指示。対象の建物の価値は日本円で1400億円に上るとされ、経営を圧迫するさらなる要因と懸念されています。

 また、海外旅行に行けない中国人観光客の「爆買い」で知られる島の免税店でも異変が。

免税店の客
 「商品の質も保証されているし、値段もとても安い」

 島内にある免税店全体の去年の売り上げはあわせて日本円で1兆円を超え、一見、好調ですが。

店員
 「新型コロナの影響で客足が減っている」

免税店の客
 「物を買わなくなった。あまり外に出ないので」

 新型コロナの感染拡大を背景にした個人消費の伸び悩みと、くすぶり続ける恒大の経営危機。中国経済の課題は残されたままです。(2022年01月17日14:21)

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