国連やNATOで対応協議も…ウクライナでロシアによる大規模攻撃続く|TBS NEWS DIG
ウクライナ各地への攻撃を激化させているロシア。国連やNATO=北大西洋条約機構で相次いで対応が協議されましたが、ロシアによる攻撃はきょうも続いています。
10日、ロシア軍がウクライナ各地で行った大規模なミサイル攻撃。8日に起きた南部のクリミア橋爆発への報復だということですが、この日以降、ロシア軍による攻撃は激化しています。
こうした中、アメリカ・ニューヨークでは…
記者
「採決の結果が出ました。賛成143、反対が5。決議案が通りました」
ロシアがウクライナの4つの州について一方的に併合を宣言したことをめぐり、国連総会で、ロシアによる試みは違法で無効だと非難する決議が採択されました。
アメリカ トーマスグリーンフィールド国連大使
「ロシアの行為は国連に対する脅威であり、私たち全員に対する脅威なのです」
このアメリカの非難に対し、ロシアは住民投票の結果を根拠に4州の併合の正当性を改めて主張しました。
また、ウクライナ各地へのロシア軍による攻撃を受け、12日、NATO=北大西洋条約機構も国防相理事会を開催。
NATO ストルテンベルグ事務総長
「NATOの同盟国が極めて重要な防空システムを(ウクライナに)提供していることを歓迎します」
理事会は2日間の日程で行われ、防空システムの供与などウクライナへの軍事支援を協議する予定です。ただ、ロシア軍による侵攻が始まった2月以降、欧米などが様々な場で対応を協議し、ロシアに対する厳しい非難を繰り返しても、プーチン政権は止められないままです。
13日も南部ミコライウにある集合住宅にミサイルによるものとみられる攻撃がありました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアのテロ行為がより大胆で残酷になればなるほど、この時代のヨーロッパにとってウクライナの空を守る支援が人道的に重要だということがより明白になるのです」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、激化するロシア軍の攻撃を非難。欧米諸国に改めて軍事支援を求めました。
一方、NATO高官の発言としてこんな報道が…
NATO高官(ロイター報道)
「ロシア軍による核攻撃は紛争の方向性を変え、“潜在的にNATOからの物理的な対応”ももたらすだろう」
プーチン大統領が、状況次第で核兵器の使用も辞さない姿勢をちらつかせるなか出てきたNATO高官の発言。「物理的な対応」と言う言葉を使ったけん制にロシアが何らかの反応を示すのか注目されます。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/B0pSRtD
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/BzZWFSV
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/j1nBg0V
コメントを書く