ロシア・ラブロフ外相「核兵器は国家存亡時」…ウクライナで続く市民への攻撃(2022年10月12日)
2日間続いたウクライナへの“報復”攻撃は、大きな爪痕を残しました。ウクライナでは、エネルギー関連施設のうち、3割が損傷したそうです。
ロシアは、“報復攻撃”の原因とする“クリミア大橋爆破”の容疑者8人を拘束したと発表しました。首謀者は、ウクライナ国防省の情報局トップだと主張。爆発物が積まれていたとするトラックの映像を公開しました。
ロシアが一方的な主張を展開するなか、ウクライナを支援するため、NATO=北大西洋条約機構の国防相会合が開かれました。
NATO・ストルテンベルグ事務総長:「ウクライナには防空力の強化が必要なのは明らかだ。我々はウクライナが必要とする限り、揺るがず支援を続けるつもりだ」
ドイツからは、最新のミサイル防空システムがウクライナに到着し始めました。
ロシア側は、「西側諸国が悪い」という主張を続けています。
ロシア・ラブロフ外相:「西側諸国は、ゼレンスキーの行動に対して“何も見ない、何も聞かない”というゲームやっている。ロシアが真剣な対応をした途端に批判された」
プーチン大統領が“最終手段”に選ぶとの推測が飛び交う核兵器。ロシアは、その可能性を否定してはいません。ラブロフ外相は、国営テレビのインタビューに、こう答えました。
ロシア・ラブロフ外相:「ロシアに対する直接的な核攻撃、わが国の存在を脅かす兵器の対応策として、核兵器の使用を考えていると、何度もプーチン大統領は発言してきた。核戦争、大量破壊兵器について、ロシアへの挑発を行う者たちは、その責任を自覚してほしい。交渉について、一切断らないと、何度も言ってきた。依頼があれば、検討する」
アメリカとは、かみ合わないままです。
アメリカ・バイデン大統領:「私であれ、アメリカ政府の誰であれ、ウクライナの領土を返さないのなら、交渉するつもりはない。何を協議したいのかによるが、“残忍で戦争犯罪を犯した”と言えるプーチンと会談する理由はない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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