「緩和すると聞いて」行き先を急きょ日本に 水際対策“大幅緩和” 円安が追い風に(2022年10月11日)

「緩和すると聞いて」行き先を急きょ日本に 水際対策“大幅緩和” 円安が追い風に(2022年10月11日)

「緩和すると聞いて」行き先を急きょ日本に 水際対策“大幅緩和” 円安が追い風に(2022年10月11日)

日本では11日から、約2年半ぶりに水際対策が大幅に緩和されました。

一日あたり5万人としていた入国者数の上限を撤廃。個人旅行の解禁・ビザの免除と、制限はほぼコロナ前の状態に戻ることになります。

インドから来日:「最高です。やっと来ることができて本当にうれしい」

ドイツから来日:「2~3週間前に緩和のニュースを聞いて『やった!』って」

スペインから来日:「(Q.どこから来ましたか?)スペインです。ハネムーンで日本に来ました。大阪・京都、その後に東京・奈良など、他にも色々行く予定です」

午前6時前の羽田空港。続々と海外からの観光客が入国していました。

スイスから来たジャンマルク・ダルディエさん一家は、航空券やホテルを自分たちで手配しました。行き先をインドネシアから急きょ、日本に変えたといいます。

ジャンマルク・ダルディエさん:「ずっと日本を訪れたいと思っていて、きょう緩和すると聞き、殺到する前に予約を入れた。娘に新しい文化と世界を見せたいです。娘も楽しみにしています」

2週間で東京と京都を楽しむ予定で、母のエステルさん以外、初めての来日です。

ジャンマルク・ダルディエさん:「(Q.ワクチン接種は?)みんな完全接種しました。書類もあります」

エステルさん:「SOSアプリもあります」

緩和後、初の“ニッポン観光”に同行取材しました。

まず、最初に向かったのは東京・渋谷『ハチ公』の銅像です。ハチ公物語に感動し、行く計画をしていたといいます。

娘のカミーユさんは写真を撮り終えるとすぐにマスクを着けますが、父のジャンマルクさんは、外したままです。

カメラを構えるジャンマルクさん:「ケミ!マスクを外して!」

家族のなかでも、差があるようです。

念願だった綿あめにクレープなど、原宿を満喫しました。

:「(Q.幸せ?)Yes!」

ジャンマルクさんは、いつの間にかマスクをつけていました。

ジャンマルクさん:「(Q.なぜ原宿からマスクを着用した?)人混みでは着用した方がいいと推奨されているからです。母国ではもうマスクは不要ですが、着用するのは構いません」

マスクの着用について、政府は「屋外では原則不要」のルールについて、改めて伝えていく考えを示しています。

エステルさん:「複雑なのは、国によってルールが違うという点です。『この国ではどういうルールか』毎回考えないといけない。アジアはコロナ前からマスクが浸透し、私たちより抵抗感がなかった。文化の違いですね」

午後7時。夕食は「しゃぶしゃぶ」にしました。

歴史的な円安が進むなかでの来日。旅費もだいぶ浮いたといいます。

エステルさん:「前に訪れた時の方が高かったです。新幹線の乗車券も高いと感じていた」

ジャンマルクさん:「東京は『世界で最も高い街の一つ』という先入観がある。日本を訪れたいという人は多いですが(スイスでは)日本が“安く”なったことは浸透しきっていない」

インバウンド需要はさらに高まりそうです。

今後の外国人観光客に期待を寄せる土産物店では、仕入れの数を増やしました。

ただ、最大のインバウンド相手『中国』は海外旅行を見通せない状況が続いています。

浅草仲見世なかつか・中塚隆司さん:「コロナ前は中国の方もたくさんお見えでしたので、今ほとんどゼロなので、そこらへんはやはり痛手。世界中フリーで自由に行き来できるように、完全にコロナ前に戻ってくれるのが理想」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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