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北朝鮮また“弾道ミサイル”発射、1月すでに4回目 背景にアメリカへの反発
北朝鮮はけさ、日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を2発発射しました。相次ぐ発射の背景に何があるのでしょうか。ソウル支局からの報告です。
今年に入って4回目となる北朝鮮の飛翔体発射。背景にはアメリカへの反発があるものとみられます。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮はきょう午前9時前、首都・平壌(ピョンヤン)にある順安(スナン)空港付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を2発発射しました。飛翔体の発射は、14日に「鉄道機動ミサイル連隊」による訓練として2発を発射して以来で、今年に入ってすでに4回目となります。
北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)総書記が年末、軍事力を強化する姿勢を示すなか、アメリカの制裁強化に強く反発。韓国政府の関係者はJNNの取材に対し、「しばらくは強い姿勢を崩さないだろう」との見方を示しています。
北朝鮮が後ろ盾としている中国が来月、北京オリンピックを開催しますが、中国への配慮もあり、オリンピックの開幕前まではミサイルの発射が続く可能性があります。
岸信夫 防衛相
「北朝鮮は本日8時49分頃および8時52分頃、弾道ミサイルを2発、東方向に発射をいたしました」
一方、岸防衛大臣はこのように述べたうえで、最高高度はおよそ50キロで、およそ300キロ飛行したとみられると発表しました。現時点で日本の航空機や船舶に被害は確認されておらず、日本のEEZ(排他的経済水域)の外に落下したとみられるということです。
政府は、今回のミサイル発射は国連の安保理決議に違反しているとして、外交ルートを通じて北朝鮮に抗議しています。(17日11:22)
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