【異変】南米ベネズエラで大規模地滑り35人死亡 数日間の豪雨…気候変動が原因か(2022年10月11日)
南米・ベネズエラでは、数日間にわたる豪雨で大規模な地滑りが発生し、少なくとも35人が死亡しました。地元当局は、気候変動が原因で被害が拡大したと訴えています。
停電の暗闇のなか、響き渡るハリケーンによる猛烈な風の音。一瞬明るくなるも、それは稲妻によるもの。
9日、中米・ニカラグアに上陸したハリケーン「ジュリア」。上陸前後、 長い期間大雨をもたらし、周辺国に甚大な被害を及ぼしました。
土台がえぐられるように崩落。
南米・ベネズエラでは数日間にわたり豪雨が続きました。雨はいったんやみますが、川の水位は上がり続け、橋の高さまで上昇。川との境目が分からないような状況に。
さらに、大規模な地滑りも発生。土砂が町を覆い、山から流れ込んだ大量の木々が道路をふさいでいます。
視察に来たベネズエラ副大統領は、被害拡大の理由の要因としてこう話しています。
ベネズエラ、デルシー・ロドリゲス副大統領:「気候変動がこのような悲劇を生み出した」
現在、ベネズエラは雨季にあたりますが、例年に比べてレベルが異なるほどの大量の雨が降り注いだといいます。
死者数は少なくとも35人に上っています。
スペインで行われた森林消防隊による抗議デモ。デモを始めたそもそもの原因、それは今年の異常気象にあります。
スペインで起きた山火事。森林消防隊による消火活動の映像。必死で火を食い止めようとしますが…。
瞬く間に炎が押し寄せ、慌ててその場を離れます。
記録的な猛暑となったヨーロッパ。木々や土壌が乾き、いったん火が付くと大規模な森林火災に。
昼夜問わず働き続ける消防士たち。消防士たちは労働環境や賃金の改善を訴えましたが、その声は届きませんでした。
消防士たちの堪忍袋の緒が切れ、立ち上がったのです。
デモに参加した消防士:「政府は屁理屈をこねるのをやめるべきだ。今年の火災の数を知っているのだから」
この夏の異常気象が来年以降、起こらない保証もなく、国民のため自分たちの命のため、消防士たちは声を上げ続けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く