【話題】人間顔負けのしぐさで“おねだり” 控えめに“あざといクマ”(2022年10月11日)

【話題】人間顔負けのしぐさで“おねだり” 控えめに“あざといクマ”(2022年10月11日)

【話題】人間顔負けのしぐさで“おねだり” 控えめに“あざといクマ”(2022年10月11日)

 控えめにおねだりをする姿が「あざとい」と岐阜の牧場にいるツキノワグマが話題になっています。

 堂々たるリズム感…。まるで観客をあおるミュージシャンです。こちらはドラム担当か、おっと変拍子。

 コーラス隊もいました。ムード歌謡風です。かと思うと…。

 日曜日のお父さん。足がかゆい、猛烈にかゆい。こちらでも…。緊張感のかけらもありません。

 もちろん、中に人が入っているわけもなく、皆さん岐阜県の「奥飛騨クマ牧場」で飼育されているツキノワグマです。

 手拍子のようなしぐさを見せるようになったのは…。

 奥飛騨クマ牧場・中村正明園長:「手がすごく器用なので手を挙げたり、たたいたりとか、それをやっているうちにおやつがもらえるようになって覚えていく。学習能力ですよね。こうすればもらえると覚える」

 つまり、クマにはどうすれば目の前の人間が自分に食べ物を投げるのかを学習する能力がある。さらには、それが集団に伝播(でんぱ)する、というのです。

 奥飛騨クマ牧場・中村正明園長:「あの子がおやつをああいうふうにもらっているんで、自分もやってみようかなというふうに学習しながらやっています」

 食べ物をもらうために、自分をアピールするクマたち。手をたたき、手を挙げ、座り、寝そべり。とにかく人の視線を集めようと必死です。そんななか…。

 新しい生き方を発見したクマがいました。遠慮がちな首の動き。強く求めれば手に入るわけではない、というこの世の摂理を深く理解しているかのようです。

 奥飛騨クマ牧場・中村正明園長:「個体差ですね。個体によって手を挙げる子もいれば手をたたく子もいますし、片手を挙げる子もいますし、座る子もいますし、それぞれなんです。アピールの仕方が」

 アピールしないことでアピールする。アピールの仕方にも、多様性がありました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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