プーチン氏「最も凶悪な輩たちと同じ、黙っていること無理」ウクライナ全土に攻撃か(2022年10月10日)

プーチン氏「最も凶悪な輩たちと同じ、黙っていること無理」ウクライナ全土に攻撃か(2022年10月10日)

プーチン氏「最も凶悪な輩たちと同じ、黙っていること無理」ウクライナ全土に攻撃か(2022年10月10日)

ロシアのウクライナ侵攻が始まって約7カ月。再び、ウクライナ全土が攻撃されました。

8日のクリミア大橋の爆破について、プーチン大統領は9日、連邦捜査委員会のトップから報告を受けました。
ロシア連邦捜査委員会・バストルイキン委員長:「明確な結論を引き出すことができます。これはウクライナの特殊部隊によって準備されたテロであり、テロの目的は大規模な民間インフラの破壊だった」
ロシア・プーチン大統領:「なるほど、今、ご報告いただいたように重要な民間インフラの破壊を目的としたテロに間違いないでしょう。テロを計画し、命令した者はウクライナの特殊部隊ですね」

この報告から、ほどなくしてのことでした。ウクライナ南部・ザポリージャ州の住宅地が攻撃され、これが報復なのか議論になっていたころ、首都・キーウの中心街が大規模なミサイル攻撃を受けました。多くの人が、戦時下でも会社や学校に向かっていた時間帯でした。キーウだけで少なくとも8人が死亡し、24人がけがをしました。

しかし、攻撃はキーウだけにはとどまりませんでした。西部の都市・リビウなど、攻撃が収まっていた地域が次々とミサイル攻撃を受けました。ウクライナ国防省によりますと、10日朝に放たれたミサイルは83発。全土の16都市が、被害を受けました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「被害が多く出る朝をあえて選んだ。“脅迫”することが目的だ」
ウクライナ・クレバ外相:「プーチンはミサイルを手に相手と会話するテロリストだ」

安全保障会議を開いたプーチン大統領は、これだけの攻撃にも、相変わらずの持論を展開しました。
ロシア・プーチン大統領:「キエフ政権は、己の行動により、国際テロ組織と同等に成り下がった。最も凶悪な輩たちと同じなのだ。このような犯罪に対して、黙っていることは不可能だ。けさ、国防省の提案と、ロシア軍の計画により、空中・海上・地上から高性能な長距離武器による集中砲火を行った。対象はウクライナのエネルギー・軍・通信関連の施設。我が国の領土内において、テロ犯罪行為を続ける試みがあれば、ロシアはそれに対し、厳しい報復で応え、その規模はロシアが受けた脅威に見合うものとなる。それは疑念の余地がないことだ」

G7=主要7カ国は、日本時間の12日にも対応を協議するとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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