スーパーが突然閉店 “独自プリカ”のチャージ分は?残高ある客『あきらめています』(2022年10月7日)
京都と大阪に店舗があるスーパーマーケットが突然閉店し、利用者が困惑しています。
京都と大阪に4店舗を展開するスーパーマーケット「ツジトミ」。10月1日に突然、閉店しました。店の前では利用者からは驚きの声が聞かれました。
(客)
「まさか潰れるとは思わなかったですね」
「びっくりしたで、いっぺんでなぁ。あくる日きたらこないなっているから。年いったらな買い物が遠いところかなわんねや。やめられたら大変や」
取材班が店内をのぞいてみると…。
(記者リポート)
「店内の明かりは消えていますが、棚には多くの野菜が陳列されたままです」
よほど慌てていたのか、商品棚にはレタスやトマト、さらに飲み物も置かれたまま。10月1日に行う予定だったセールのチラシや求人募集までそのままです。なぜ閉店したのか。店の前には1枚の張り紙がありました。
【張り紙に書かれた内容】
「多額の債務を負担しており、事業の継続が不可能。本日をもって事業を廃止することになりました」
帝国データバンクによりますと、数年前に商品を買い付けるバイヤーが辞めて以降、仕入れ力が低下。負債総額は12億円近くにのぼり、自己破産の申請準備に入ったということです。
利用者には混乱が広がっています。このスーパーでは現金でチャージする独自のプリペイドカードを導入していましたが、チャージした分のお金が返ってくるのかどうかわからない状況だといいます。
(1万円残高がある客)
「返してほしかったら訴えてくれと。少しは返しますと。この店にお金が残っとったらね。でもたぶん残っていないでしょう」
別の利用者は5000円ほど残高があったといい、すぐに張り紙にあった連絡先に電話したといいますが…。
(5000円残高がある客)
「3日間くらいは連絡がない感じですね。金額が私にしたらちょっと大きいので不安ですね。あきらめていますけど」
突然の閉店に不安を抱えるのは利用者だけではありません。「ツジトミ」が入る建物の2階にある学習塾「サポーツ京田辺」。建物のオーナー自体が「ツジトミ」で、店側の弁護士から『半年程度は大丈夫』と伝えられましたが、それ以降も入居を続けられるのか不透明だといいます。
(サポーツ京田辺 岡本康志代表)
「あした突然電気を切られるということが0%ではない。でも、どこに問い合わせたらいいかそこもよくわからない不安。こういう漫画みたいなことって起きるんやというのが率直なところです」
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