旧統一教会との接点めぐり、細田議長「会見なし」の“紙対応” 若新雄純「頭を下げたら問題があったと認めることに」|TBS NEWS DIG

旧統一教会との接点めぐり、細田議長「会見なし」の“紙対応” 若新雄純「頭を下げたら問題があったと認めることに」|TBS NEWS DIG

旧統一教会との接点めぐり、細田議長「会見なし」の“紙対応” 若新雄純「頭を下げたら問題があったと認めることに」|TBS NEWS DIG

10月7日、細田衆院議長が旧統一教会との接点について追加の説明を行いましたが、その"説明の仕方"が物議を醸しています。

▼説明は紙2枚を提出するのみ▼報道陣への説明は代表者が行うなど、その段取りがまるで“伝言ゲーム”だと野党から批判を受ける事態に。なぜ自らが公の場に出て説明をしないのか?その意図を考えます。

■細田議長「会見なし」の“紙対応” 「新たに4回」会合出席

ホラン千秋キャスター:
旧統一教会との接点について、細田議長どのような説明を行ったのかを改めて説明します。まず細田議長が旧統一教会との接点を認めたのは9月29日でした。

どういった接点があったのか文書を公開したんですが、その文書が“紙1枚”だったということで大変多くの批判を受けました。

立憲民主党 泉健太代表(10月5日衆院本会議)
「紙1枚では全く説明不足。もっと真相を語るべき」

このとき後ろに細田議長が座っていて、泉代表は細田議長に直接話しかける形でしっかり説明を行ってくださいと訴えました。

そして出てきたのが今回の説明ですが、前回(9月29日)は紙1枚でした。7日に出てきたのが紙2枚になったわけです。

では、この中で新たにどんなことがわかったのか。
関連団体の会合に出席があったのかどうかに関して、1回目の紙の中で「4回、関連団体の会合に出席・あいさつがあった」という説明を行っていましたが、追加の調査を行って、今回の説明の中では「8回あった。見落としていたのが4回あった」ということになるわけです。

さらに、新たにこの8回とは別に3つの会合に電報を送っていたこともわかりました。そして、様々な議員の間で議論になっている選挙支援の依頼に関しては「旧統一教会に対して行ったことはない」としています。

そして、この追加の2枚の説明がどのように私たちのもとに届けられたのかという点ですが、まるで“伝言ゲーム”だというふうに言われてしまいました。細田議長が追加の説明を行うということで、追加文書2枚に関して▼山口俊一議院運営委員長、▼与党代表者、▼野党代表者に説明を行ったそうです。

細田さんが山口さんに説明を行い、この山口さんが報道陣に説明を行いました。細田議長から直接の説明ではなかったということです。記者の皆さんは、どんなことを細田さんが話していたのかというのを山口さんを介して知るわけです。

これに関して…

共産党 志位和夫 委員長(10月6日)
「紙の繰り返しではダメ。一問一答で十分に時間を取って明らかにしなければ問題解決にはならない」

志位委員長は、あくまで直接しっかりと質問ができる形で説明をしてほしいと話しました。

井上貴博キャスター:
一連の細田議長の対応は誠意がなく辟易とするところがありますけど、一連の気持ち悪さをどこか感じるのが、一体、旧統一教会がどういう団体なのか、どこに問題があるのか、政治がそこを解明しようと全くしていない。反社会的勢力なのか、宗教法人として認めていていいのか、その本質的な部分に手をつけないので、ずっとその場しのぎの連続だなという感じがします。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
政治家としてどうなのかってことはさておき、コミュニケーションのテクニックとしては細田さんは非常に上手だと思うんですよ。今回の件が、関わりがあった時点で直ちに事件になるとか違法であるってなったら、それはどういう方法で説明しようがアウトじゃないですか。

ところが現状では接点があるというだけでは、政治家としてどうなの?という議論にはなるけど、直ちにNOってことはないと思うんですよ。みんながそれについて騒いで、そして申し訳なさそうにみんなの前で謝ると悪いことをしたとみんなが捉える。文章だけ出して軽く扱っておくとみんなが『紙1枚程度で済むんだから軽い問題なのかな』っていう気もするっていう。

みんなの前に出て頭を下げたらそのような問題であったって認めることになると思うので、そうならないようにしつつ問題が風化していくのを待ってるんだとしたら、テクニックとしてはすごく優れてるなと。

井上キャスター:
決して法には触れないので、うまくその場でかわしておけばなんとなくこのまま・・・

若新雄純さん:
法に触れなくても深々と頭を下げたら大きな問題になり、どうなの?ってあるじゃないですか。それをかわそうと現状はしている。もっといろんなものが出てくればそうはいかないかもしれないですけど、バレるまでは自白しないスタイルなんだろうと思いますけどね。

■三重県議 “国葬反対8割が大陸” 高市大臣は「発言」を否定

ホランキャスター:
ここからは別の話題なんですけれども、注目されている出来事がありますので紹介します。

自民党会派所属・三重県議会、小林高虎議員という方が、安倍元総理の国葬をめぐって10月2日にツイートしました。

10月2日 小林高虎 三重県議のツイートより(※現在は非公開)
『国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。』

何をもとにしてこんなことをツイートしたのか。こちらもご本人…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221007-6044784)

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