【脱プラ】飲食店で進む…使い心地は?「やっぱり味が変わっちゃう」

【脱プラ】飲食店で進む…使い心地は?「やっぱり味が変わっちゃう」

【脱プラ】飲食店で進む…使い心地は?「やっぱり味が変わっちゃう」

全国展開するカフェやコンビニなどで、“脱プラ”の動きが進んでいます。プラスチック製品を製造する会社の中からも、より少ないプラスチック原料で製品を作ることに取り組む動きが出てきています。

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日本マクドナルドでは、一部地域で実施していた“脱プラスチック”の取り組みを7日から全国に拡大。スプーンやフォークなどは木製に、ストローは紙製に変更します。(※一部商品ではプラスチック製を継続)

木製フォークの使い心地を確かめてみると、使いやすさはプラスチックと変わりなく、歯に触れた感覚も優しいものでした。

この取り組みで年間約900トンのプラスチックを削減できる見通しだといいます。

全国展開するカフェやコンビニなどで“脱プラ”の動きが進む中、街の人々に“ホンネ”を聞いてみるとーー。

20代学生
「スタバとかよく飲むので、紙ストロー使います。慣れますね」

60代主婦
「環境のこと考えると紙の方がいいのかなと思うけど、やっぱり味が変わっちゃう」

30代会社員
「フォークとかは、プラスチックに比べると若干ものが取りづらかった」

1歳の子どもの母親
「紙のストローを使わせたことがあるんですけど、すぐかんじゃうのでふやけるのが早くなったりしました」

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今年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法、通称“プラスチック新法”で、私たちの暮らしが変わり始めています。

プラスチックストローを生産する岡山県にある工場で、急ピッチで作られていたのが「アルコール検知器用のストロー」です。アルコール検査が厳密になった道路交通法の改正を背景に、注文が殺到しているといいます。

さらにPCR検査に使うストローの注文も多いといいます。コロナ禍で飲料用の売り上げが半減する中でも、昨年度の業績は過去最高だったといいます。

シバセ工業 磯田拓也社長
「周りを見渡してもプラスチックだらけ。プラスチックが捨てられているのが、問題になってきていると思う」

製品を作り続ける中でも、より少ないプラスチック原料で作れるように、取り組んでいくということです。

一方、岐阜県にある「“プラ製品”一筋 49年」の会社が開発したのは、一見、プラスチック製のような、“紙の食器”です。(※Nogakel 1セット550円)

古田化成 古田伸享代表取締役
「主成分が紙というスプーンとフォーク」

材料の55%を紙にすることで、プラスチックの使用量を減らしたといいます。コーンポタージュを飲むために使ってみると、ふやけることもなく舌触りもなめらかでした。

開発のきっかけについて、古田代表取締役は「マイクロプラスチックとか海洋プラスチック問題が取り上げられてきた。そういう中で社会的に貢献できる素材で商品を作れないかと」と語っていました。

プラスチック一筋の会社が開発した“紙製品”。今後、経営の大きな柱にしたいということです。
(2022年10月6日放送「news every. 」より)

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