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「前例のない思い切った対策」岸田総理 電気・ガス料金高騰に政府は?|TBS NEWS DIG
東京ガスの標準家庭のガス料金は1年間で2割を超える値上がりだそうです。値上げの背景にはウクライナ侵攻や円安があります。10月以降も毎月最大約300円の値上が見込まれます。ガス料金高騰を受けて、与党から負担軽減の声もありましたが、岸田総理はガス料金の引き下げには言及していません。また、電気料金緩和に向けた「前例のない対策」の内容は、現在検討中ということです。スタジオで解説します。
■ガス料金は毎月最大約300円の値上がり見込み 電気・ガス料金高騰に政府は…
ホラン千秋キャスター:
電気代、そしてガス代も値上がりしています。まずはガス料金ですが
10月の東京ガスの標準家庭のガス料金は6175円になります。去年10月は4846円でしたので1年間で2割を超える値上がりとなりました。
ウクライナ侵攻や円安などにより都市ガス原料のLNG液化天然ガスの価格高騰が主な要因ですが、このまま燃料高騰が続くと10月以降、毎月最大約300円ほど値上がりする見込みです。試算すると11月が6461円、年度末には最大7613円。来年3月は10月と比べると約1500円値上がりすることになります。
こうした状況を受けて、6日の国会では与党からも、ガス料金の高騰について家庭の負担を減らすべきではないかという声が上がりました。
▼世耕弘成 参院幹事長
・大胆に直接電気ガス料金の引き下げにつながる対策を打つことが重要
・電力ガス事業者への資金注入を通じ生活者や中小・小規模事業者の負担を軽減できるようにすべき
ホランキャスター:
世耕参院幹事長は電気もガスも引き下げにつながる対策を打つことが重要と訴えましたが、これに対して岸田総理はどう答えたのでしょうか。
▼岸田総理
・電力料金負担の増加を直接的に緩和する
・前例のない思い切った対策、これを講じて参ります
⇒ガス料金の引き下げには言及せず
井上貴博キャスター:
政権としては旧統一教会を巡る問題で凄まじい逆風が吹いているので、その浮上のきっかけとして生活に直結する部分の対策をしたいけど財源をどうするかという部分もある。電気代だけなのかガス代もいけるのか。
獨協大学経済学部 森永卓郎教授:
私が気になっているのは岸田総理が電気料金の激変緩和措置を講じるとは言うものの、ガソリンのように元売りに補助金を入れて価格を下げるとはおっしゃっていないんですよ。
海外では電気代抑制のため電力会社に値上げを待つようにと圧力をかけたら電力会社の経営が苦しくなり、慌てて公的資金を入れるということが起こっているんです。ですから国会で財源の確保など議論しなければいけないのに「政府内で検討する」と言うだけで具体像が全く見えてこないんですよね。
■中身が見えない”激変緩和のための対策” 総理就任1年の岸田総理 具体策を示せるのか
井上キャスター:
財源をどうするのか、お金があったとしてもどこに使うのか。
森永教授:
制度がどんどん複雑になるので一番シンプルに消費税を5%に下げれば不公平がなくなるのでいいかなと思いますがそういう話は一切出てこないですね。
ホランキャスター:
電気代もこの1年でガス代と同じように2割を超える割合で値上がりしています。具体的にどうするのでしょうか。
▼岸田総理(9月末)
「激変緩和を目的とした新たな制度」を作るよう指示
⇒10月中に「総合経済対策」をとりまとめる
▼自民党 茂木敏充幹事長(10月3日)
電気代が2割近く上がっている。上がっている分の最低でも半分ぐらいはカバーできるような思い切った対策が必要ではないか。
ホランキャスター:
この激変緩和のための対策、中身が見えてこないという現状があります。
▼岸田総理(10月6日)
(“前例のない思いきった対策”の)
内容は現在検討中ですが国民の皆様に電力料金の抑制を実感していただくためにはどのような制度にすべきかなど、さまざまな課題があります
ホランキャスター:
これに関してTBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは…
▼星浩 TBSスペシャルコメンテーター
電力会社に補助金を支給する方法のほか、消費者の電気料金に直接補助金を出すような“新しい枠組み”を考えているのではないか
と話しました。
井上キャスター:
岸田総理は総理に就任してちょうど1年ですが低姿勢で柔らかい印象が実はリーダーシップのなさの裏返しのように見えてくるところがあります。もうそろそろ検討ではなく決めて実行していただきたいと強く感じます。
森永教授:
星さんのおっしゃる「消費者の電気料金に直接補助金を出す」という方法ですがこれをやるには複雑な制度を作らなくてはいけないので大きな混乱を招くような気がします。具体的にどう設計するのかとても難しいですね。
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