爪痕深刻…ハリケーン「イアン」被害者は100人超 ヘリにカゴつけ緊急避難(2022年10月4日)
アメリカ南部に上陸したハリケーン「イアン」の爪痕が徐々に明らかになってきました。当初の予定より南側に進路を取った「イアン」。逃げ遅れた住民も多く、被害者は100人を超えています。
窓ガラスが割られ、強烈な風が吹き込んでいます。部屋の中の物が飛ばされていきます。激しい風で窓に近付くことができず、修復できません。
甚大な被害を出したハリケーン「イアン」。当初の予想より南側に進路を取りフロリダ半島を横断しました。
逃げ遅れた住民も多く、3日時点で犠牲者は100人を超えるといいます。
ハリケーン通過後、徐々に被害の状況が明らかになってきました。
海の中にぽつんと浮かんでいるように見える一軒家。リゾートアイランドに架かる橋が崩壊し、島はまさに孤島と化しました。
電気や水道といったライフラインは寸断。ハリケーンが来る前と比較すると多くの建物が波に流され、緑の芝生や木々も失い、特に海辺のリゾート地の被害は甚大で、ほどんどの家が流されています。
道路まで流された船も周辺の建物も破壊されています。冠水し、道路が寸断されているため車からボートに乗り換え、移動せざるを得ません。
ショッピングカートのようなかごに入る女性。あっという間に上空高く運ばれていきます。周辺道路がすべて冠水し移動手段がないため、ヘリを使って次々と住民たちを避難させて行きます。
アメリカだけでなく、豪雨や台風などによる浸水被害は世界各地で発生。
ベトナムでも台風が襲い、各地で浸水。「20年で最も強力な台風」と国立気象局が発表するなど、土砂崩れや河川の決壊など被害が相次ぎました。
水の都、イタリア・ベネチアも浸水。
コロナ禍もおさまり観光客が戻りはじめたベネチア。仮設の橋を設置し、警察官が誘導します。
地元メディアによると、満潮時に起きた水位の上昇が原因。
ただ、地元では珍しい光景ではないといい、浸水してない場所で露店を開く人もいて、商売根性はたくましく、レストランも営業を続け、水につかりながらオープンテラスでティータイムを楽しむ観光客の姿もありました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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