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チンパンジー赤ちゃん“誘拐事件” “身代金”要求し…動画に“両腕拘束”姿 コンゴ(2022年10月4日)
アフリカ中部のコンゴ民主共和国にある動物保護施設から、チンパンジーの赤ちゃん3匹が誘拐され、身代金の要求とともに動画が送られてきた。入手した動画に映っていたのは、怯える2匹の赤ちゃんチンパンジー。さらに、両腕を拘束されたようにも見えるチンパンジーの姿もあった。
■赤ちゃんチンパンジー3匹“誘拐”
アフリカ中部に位置するコンゴ民主共和国。日本のおよそ6倍の面積を有し、豊かな熱帯雨林が生い茂るこの国で、ある誘拐事件が起こった。
動物保護施設「JACK」代表・フランクさん(53):「恐ろしい状況でした。犯人は、残りの生涯を刑務所で過ごすべきです」
こう話すのは、この地で動物保護施設を経営するフランクさん。誘拐されたのは、なんとチンパンジーの赤ちゃんだ。
フランクさんに当時の詳しい状況を聞いた。
フランクさん:「9月9日の真夜中2時から3時のことでした。3つのボイスメッセージが届きました」
犯人からのメッセージ:「身代金を支払わない限り、1匹を斬首し、残りの2匹を中国の密売業者に売る」
フランクさんは、16年前からけがをしたチンパンジーやゴリラなどを保護し治療、野生に帰す活動を行ってきた。
その施設に今月9日、何者かが侵入し、保護していた3匹のチンパンジーの赤ちゃんを連れ去ったという。
■3匹の動画送り…“身代金”要求
その後、フランクさんの妻の元に、日本円で数千万円の身代金を要求するメッセージが届いたのだ。
妻・ロクサーヌさん(53):「もし金を払わなければ、私のことも殺すと脅迫して、私たち2人の子どもたちも誘拐すると言われたんです」
身代金を支払わなければ、チンパンジーに危害を加えるという脅しとともに、誘拐された3匹の動画も送られてきたという。
その動画には、散らかった部屋の中で、怯えるように逃げる2匹の姿。そして、もう1匹は両腕を拘束されているように見える姿が映っている。
ロクサーヌさん:「とても恐ろしい光景でした」
フランクさん:「身代金は払えません。動物の餌(えさ)代やスタッフの給料など、少ない寄付金で何とかやりくりしています」
フランクさんは、すぐに警察に届け出たが、発生から20日が経った今も行方は分かっていない。
フランクさん:「生きて無事に赤ちゃんチンパンジーが帰ってくるという希望を持ち続けています」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年9月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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