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【独自】“苦境アパレル”変化の兆し「好調の理由」とは…人気店員がSNSライブ配信も(2022年10月4日)
リモートワークが広がり、苦境が続いてきた、アパレル業界。しかし、日常が戻ってくるにつれ、追い風が吹いてきています。さらに先を見据える企業の取り組みを取材しました。
■“アフターコロナ”好調アパレル
コロナ禍で、かつてない苦境を迎えているアパレル業界。
会社員女性(20代):「(服を)買う回数は減ってますね」「(コロナ前に比べて)オシャレして、どこかに行くことがないので。洋服を着る機会は減っているかも」
さらに、90%近くの企業が「円安の悪影響」を見通すなか、好調なアパレルブランドを発見しました。
アンデミュウ プレス・高橋舞子さん:「すごく好調。お客様も楽しみにして、戻ってきてくれています」
一体なぜ、好調なのか?その秘密を取材しました。
訪れたのは、女性向けアパレルブランド「アンデミュウ」。20代後半から30代前半向けで、職場でもプライベートでも着ることができ、好印象に見えると人気です。
■好調の理由(1)「ブランド集結でトレンドをつかむ!」
このフロアでは、20以上のアパレルブランドと共有。季節ごとのトレンドなど、情報交換が盛んに行われているそうです。
さらに、オフィスでは、白熱した会議が行われていました。議題は、新作となる冬物スカートのデザインです。
デザイナー:「このラインが気になるので、少し上げても良いかなと思うのですが…」
秋冬物のテーマは「ネオ・クラシック」です。
これまでは、テレワークの影響で、自宅でも職場でも着ることができ、楽なデザインが人気でしたが、今後は、外出の機会が増えると予測。加えて、より華やかでデザイン性のあるものが流行すると分析。数ミリ単位での調整が続きます。
■好調の理由(2)「スピード展開で売り上げUP!」
高橋さん:「こちらが弊社のスタジオ」
このフロアは、ブランドごとの撮影ブースが所狭しと並んでいます。アパレルブランドが、自前のスタジオを持つことは珍しいそうですが、ここにも、売り上げアップの秘訣がありました。
高橋さん:「例えば、夏の終わり、季節が進んで、中をニットにしますよとか、アウターを少し羽織らせたいとなった時、撮影がすぐ。1週間でも早くアップできたほうが、売り上げにすごくつながる」
スタジオを持つことで、商品をホームページやSNSに掲載するのに、1週間以上の時間短縮が可能になったそうです。
■好調の理由(3)「カリスマインフルエンサー」
東京・新宿ルミネの店舗では、閉店後、何やら慌ただしい様子が見られます。
アンデミュウ ルミネエスト新宿店・熊坂理那店長:「インスタライブの準備をします」
人気女性店員による、SNS・インスタグラムを使ったライブ配信。コロナ禍で、実店舗に足を運ぶ人が減るなか、始まりました。
熊坂店長:「(店に)来ることが当たり前じゃなくなって、(SNSで)会うことがお客様にとっても、楽しい時間になったとすごく感じる」
「ライブ配信に出ている店員さんから商品を買いたい」と、店に訪れるファンも増え、売り上げアップにもつながっているということです。
(「グッド!モーニング」2022年10月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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