【女子部員に“体罰”】高校ソフトボール部の男性教諭 学校側は謝罪

【女子部員に“体罰”】高校ソフトボール部の男性教諭 学校側は謝罪

【女子部員に“体罰”】高校ソフトボール部の男性教諭 学校側は謝罪

試合でユニホームを忘れたソフトボール部の女子生徒に、顧問の男性教諭が顔を殴るなどの体罰をしたとして、兵庫県にある姫路女学院高校が3日、会見を開き、謝罪しました。女子生徒は口の中を切り、あごが外れるなど重傷を負いましたが、体罰は翌日にもあったといいます。学校側は教諭が「強化部なので、なんとか成績をあげなければならないと指導していたのではないかと」などと説明しています。

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体罰が発覚したのは、兵庫県にある姫路女学院高校のソフトボール部です。3日午後、学校が会見を行いました。

姫路女学院高校 摺河祐彦校長
「誠に申し訳ございませんでした」

姫路女学院高校 寳谷亮介参与
「生徒の左頬を右手で平手で1発たたくという体罰に及んでおります。(生徒は)『外傷性開口障害、全治1か月』ということを言われたと」

16歳の女子生徒が、顧問の41歳の男性教諭からあごがはずれるほどの体罰を受けました。女子生徒は精神的なショックも大きく、登校できなくなっているといいます。

体罰のきっかけは、“ユニホームを忘れた”ことでした。

学校によると、先月24日の地区大会の当日、女子生徒の母親が教諭に対し、電話で「娘がユニホームを忘れた」と連絡したということです。女子生徒が以前もユニホームを忘れたことがあったため、この連絡に教諭は激怒。「1発、どついても?」と、体罰してもいいか母親に聞いたといいます。

母親は、教諭が本当に体罰をするとは思わず、「お任せします」と答えたということです。しかし学校側によると、教諭はその後、女子生徒の左頬を1発たたき、「帰れ。お前なんかいらん」と暴言を浴びせ続けたといいます。女子生徒は口の中を切り、あごが外れるなど重傷を負いました。

さらに、体罰は翌日の準決勝の前にもあったといいます。

姫路女学院高校 寳谷亮介参与
「また試合の始まる前ですけども、『ちゃんと反省しているのか』とおしりを2回蹴られています。そして、頭をたたかれていると」

大会翌日、保護者から面談を求められた男性教諭が学校に報告したことで発覚しました。当時、近くにはもう1人、顧問がいましたが、体罰を止めることはできませんでした。

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男性教諭は、4年前から顧問を務めています。

――他の生徒に対する体罰は?

姫路女学院高校 摺河祐彦校長
「他の生徒に対する体罰事案は、全く聞いておりません」

ただ、保護者説明会では、別の保護者から“他の部員にも暴言があった”との報告もあったといいます。

――どんな先生だった? 今まで体罰のような、厳しく生徒にあたることは?

姫路女学院高校 摺河祐彦校長
「自分にも厳しい教員で、生徒に対しても厳しく当たる、そのような傾向はあったのではないかなと。強化部なので、なんとか成績をあげなければならないと指導していたのではないかと」

姫路女学院高校 寳谷亮介参与
「(男性教諭)本人は『事実に全く疑いなく、 全て自分の責任で、誠に申し訳ございません』と」

3日現在、男性教諭は自宅謹慎中で、学校側は今後、処分を検討していくとしています。

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大会後、女子生徒は部員たちに対し、「もう私はこれでソフトボールをやめる」「ユニホームはもう着ない」と話したといいます。生徒側は近く、警察に被害届を提出する意向だということです。
(2022年10月3日放送「news zero」より)

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