“日本一高い”運賃が大幅値下げ 8万円台の定期が2万円台に(2022年10月3日)

“日本一高い”運賃が大幅値下げ 8万円台の定期が2万円台に(2022年10月3日)

“日本一高い”運賃が大幅値下げ 8万円台の定期が2万円台に(2022年10月3日)

 値上げラッシュが続くなか、大幅な値下げに踏み切りました。通学用の定期も3分の1の値段に。一体なぜ?

 千葉ニュータウン中央駅。北総線の運賃は“日本一高い”ともいわれています。

 地元の人:「(定期代が)30万円超えたりとか。会社からの負担出なかったので持ち出しで払っていました」
 
 一体なぜ高いのか?

 20年以上前に全面開通した北総線。沿線の千葉ニュータウンへの足として期待されていましたが…。

 北総鉄道・室谷正裕社長:「34万人構想で始まった千葉ニュータウン事業も思うように入居が進まない」

 利用客は低迷。これまでずっと高い運賃のままでした。しかし、徐々に収益は黒字化。そのため今月からは大胆な値下げに踏み切りました。

 例えば、京成高砂駅から印西牧の原駅間の6カ月の通学定期は8万950円でした。しかし、今月からたったの3分の1ほど、2万6950円となったのです。

 開業以来の大胆な値下げ。なぜ大幅な値下げができたのか…。理由は意外なところにありました。

 北総鉄道企画室・柴崎俊哉課長:「草がいっぱい生えていると思うけど、軌道内に草が生えてきますので、今まで夜間作業で除草剤の散布を行ってきた」

 除草しないと、信号などを隠してしまう恐れもある線路脇に生える草。

 除草は夜間に作業が行われているため、割り増しだった人件費を昼間に行うことなどで大胆な値下げにつながっているといいます。

 長年、北総線の近くにある学校には喜びの声が届きました。

 光英ヴェリタス中学・高校、川並芳純校長:「北総の社長が学校まで来て『喜んで下さい』と知らせに来た。大きなインフラが非常に大きな変革を、しかも良い方向に変わってくれるのは地域にとってメリット」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事